アップセルに加え、売上拡大の手法として覚えておきたいものがある。それが「クロスセル」だ。
クロスセルは、関連商品のついで購入を促したり、セット購入することでお得感を演出して、客単価アップを狙うセールス手法。
有名な例を挙げると、マクドナルドの「ご一緒にポテトはいかがですか?」という、あのトークだ。
また、アマゾンの「この本を買った人は、こんな本も買ってます」という誘導法もクロスセルと呼ぶ。
クロスセルは、「よく薦めてくれた!ありがとう!!」と顧客から感謝されるケースもあれば、「無駄な買い物をした」と不満を抱えるリスクもある。
現実的には「客単価アップ」を狙う意図があるが、あくまでも顧客が同時購入やセット購入を行うことで満足するように設計されていなくてはならない。Aという商品を購入した人がBという商品を購入するケースや満足度などの統計データを蓄積することが重要である。