顧客には、さまざまな属性がある。例えば個人であれば、
・年齢
・性別
・地域
・職業
・家族構成
などといった具合に、その人を構成する要素があるのだ。そしてこれらは、個人によって異なる。法人でも同じく、以下のようなものが属性として挙げられるだろう。
・設立からの歴史
・従業員数
・事業内容
・経営状況
こうした属性に合わせたマーケティングを、「属性マーケティング」と呼ぶ。
20代の男性で、関東に住む人を営業ターゲットにするとしよう。
彼らがどのような行動を取り、何を好むのか。あるいは、どういったライフスタイルを送っているのか。同じ年齢・性別・地域という属性の括りの中で行動を推測し、ニーズを想定する。
そして、そこから導き出されたある程度確からしい情報をもとに、営業戦略を立てるわけだ。
しかし属性のみで見ると、戦略を見誤る可能性がある。あくまでも必要な視点は「顧客の思考特性」であり「行動特性」だと、肝に銘じておいてほしい。