顧客または見込み客に対して、電話で発信する積極的なテレマーケティングを「アウトバンド・テレマーケティング」という。アウトバンド・テレマーケティングでは、見込み客探しやセールスのアポイント取りなど、営業やマーケティングのフォローが目的とされる。その内容としては、以下のように広範囲となっている。
・営業フォロー
・ダイレクトメールフォロー
・来店来場促進
・キャンペーン案内
・新商品案内
・アフターサービス
・マーケットリサーチ など
アウトバンド・テレマーケティングで注意すべきうことは、「顧客リストが整備されていること」「顧客側の了承を得て案内を行う」だ。この2点は、大前提と考えておきたい。
テレマーケティングというものは、大きく4つのカテゴリーに分けられる。
・個人向け
・企業向け
・アウトバウンド
・インバウンド
さらにこれらのカテゴリーから、4パターンが派生する。
・個人向けアウトバンドのテレマーケティング
・企業向けアウトバンドのテレマーケティング
・企業向けインバンドのテレマーケティング
・個人向けインバンドのテレマーケティング
積極的なテレマーケティングとして、企業向け、あるいは個人向けのアウトバンド・テレマーケティングは多く取り入れられている手法だ。
アウトバンド・テレマーケティングの中でも企業向けの場合はまず見込み客の掘り出しを行う。そのため事前にテレアポ対象のリスト選定や最優先する目的確認、テレアポ後のフォロー内容などを決定する必要がある。
企業向けアウトバンド・テレマーケティングでは、受付突破がまず初めの大きな壁である。いかにキーパーソンまで取り次いでもらうかが、第一関門なのだ。
顧客獲得に向けて、アウトバンド・テレマーケティングはぜひとも心得ておきたい営業手法である。ターゲットや顧客とのコミュニケーションタイミングに合わせ、活用すると良いだろう。