ここからは、ベンチャー企業のライフサイクルに応じた投資家(主にベンチャーキャピタルを想定)との付き合い方を中心にみていきたいと思います。
創業から本格的に事業を開始するまでの段階をシードラウンド、アーリーステージといった言い方をします。
この段階では、ビジネスモデルも十分に固まらず、低収益、赤字であり、営業キャッシュフローもマイナスの状況となります。
よって資金の主な出し手は、経営者自身や、親族や友人等が中心です。しかし事業内容や技術力等に魅力を感じ、その将来性、成長性を見込んで、エンジェルやベンチャーキャピタルでもリード型のVC(他のVCに先がけて投資し、積極的に経営に参加するVC)が出資してくれることもあります。