次に期間について考えます。期間とは、投資実行からIPOするまでの期間を指します。
ベンチャーキャピタルにとっては、この期間が短ければ短いほど、投資効率のよい案件ということになります。つまり期間と出資を受ける際には重要なファクターになります。
この期間ですが、ベンチャーキャピタルの仕組みのところで述べましたファンドの期間と関係してきます。一般的にベンチャー投資ファンドは、7年から10年程度の期間で運用されています。ですから、投資してもらいたいベンチャーキャピタルに対しては、『ファンドの期限まであと何年あるか』を確認し、場合によっては、上場までの計画に反映させることが必要となります。
ただそうはいっても、IPOまでに5年超を要するような事業計画は、投資案件としてNGとするベンチャーキャピタルが多く、目安としては5年以内にIPOを果たす事業計画を策定すべきです。