記入した借入申込書を提出すると、公庫から「お持ちいただく資料」が届きます。
「お持ちいただく資料」は12の項目が箇条書きになっており、 公庫が必要と思われるものが選び出されています。
例えば
・勤務時の源泉徴収票(平成××年分)
・預金通帳(普通・定期・積立)
・住宅ローンの支払明細表
・不動産の賃貸(予約)契約書または賃貸物件の説明書
・運転免許証
などになります。
ここで要求された資料を皆さんは、面談日までにそろえる必要があります。
面談ではここに気を付けよう
1. あせるな+切れるな
経営者になって初めての融資の面談。多かれ少なかれ緊張します。みんな同じです。
(もしこんなこと言ったら借りられない?)
(わからない、なんて言ったら良くない?)
と思う瞬間もあるでしょう。
分からないときは「分かりません」で大丈夫です。調べて分かるものは「後でお返事いたします」と言えばいいです。とにかくあせらないでください。
面談員からの質問が、皆さんにとって厳しく聞こえることもあります。それが捉えようによっては、不愉快に感じることもあるかも知れません。
でも怒ってはいけません。面談は皆さんの経営者としての資質を診断されるステージです。
あせらず、頭はクールに!
2. ビジネスモデルは分かりやすく
皆さんの事業が既存ビジネスではなく、ビジネスモデル自体が新しいこともあるでしょう。
面談員は「どういうビジネスモデルで、どうやって稼ぐのだろう?」を正確に理解しようとします。
面談員がそれを理解しない限り、先に進むことができません。
分かりやすく説明するために、事前に練習するも良し、説明資料を作るも良し、です。
ビジネスモデルは分かりやすく説明できる準備を事前にしておきましょう。
3. 持っていくもの
面談日には公庫から要求された「お持ちいただく書類」の一式を持っていきます。
面談時間は1時間半から2時間程度の一発勝負です。
この短い時間の中で、あなたという経営者・あなたのビジネスモデルを
面談員にきちんと理解してもらうために有利になるものを用意しましょう。
・ あなたが作った予測損益計算書(最後の章をご覧ください。)
・ あなたが作った資金繰予定表(最後の章をご覧ください。)
・ 作ったパンフレット(ホームページをカラー印刷したものでもOKです。)
・ 名刺
名刺なんて忘れるはずないだろ!と思われるでしょう。
しかし、面談日には多くの書類を用意することになります。
そして当日のあなたは緊張しているはずです。
名刺をお忘れになるかたが意外と多いのが事実です。