2-3. 事業アイデア発想10のヒント

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

STEP2.事業アイデアの考え方、アイデアの具現化の方法。

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2-3. 事業アイデア発想10のヒント

  • 自分軸
  • 不便・困惑
  • 日常の暮らしや仕事の中で、不便だと感じること、どうしたらいいのかわからなかったこと、非常に腹立たしかったことなどを記憶・記録し、その解決方法を事業にしていく方法
  • 感動・感激
  • 日常の中で嬉しかったことや助かったと思うことを事業にしていく方法。 半面、日常ではあり得ない、出合えない、といった特殊なシーンを演出したり再現したりする視点もある
  • 趣味・嗜好
  • 元来、自分が好きで、仕事とは別に取り組んでいたことを事業にする方法。 その「好きなこと」が、世の中に広く浅く存在するのか、狭く深く存在するのかで展開は変わっていく
  • 経験・専門
  • 社会人として培ってきた経験や知識、技能を生かして事業を考える方法。 そのスキルを同業界で発揮する選択もあるが、別業界に持ち込むことでさらに価値を高める考え方もある
  • 持物・資産
  • 土地や建物などの不動産、自動車や家財、果てはコレクションといった目に見えるものから、資格や人脈など目に見えないものまで、自分が持っているモノで事業を発想する方法
  • 事業軸
  • 導入・合体
  • 異なる業種や業態同士をくっつけて、新しい事業を考える方法。
    店舗を設けて集客するのが常識の業種に、移動式やデリバリー式を取り入れたりするのもこの考え方
  • 分離・分割
  • ひとつの事業に必要と思われる何段階かの業務プロセスの中から、一部だけを取り出して事業化する方法。
    各種アウトソーシングビジネスや広告代理店も、もともとはこの発想
  • 蘇生・復活
  • ライフサイクルが終わったり、終わりかかっている商品やサービスを希少価値と定義付けたり、一定の改良を加えることで再浮上させる方法。 古民家の再生利用などもこの一種
  • 変更・転用
  • 既存商品やサービスの用途を本来とは違うものに変えたり、新しい価値観でそれらをとらえ直したりすることで新市場を考える方法。 燃料である木炭が健康商品になったのは有名
  • 輸入・輸出
  • 日本になくて外国にあるものを取り入れたり、またその逆を考えてみる方法。 さらには関西にあって関東にないもの、この業界にあってあの業界にないもの、などの発想法もある

事業アイデアのタネは、日常の中に存在する

事業アイデアを発見する方法はまだまだあります。日常の暮らしや仕事の中にも、タネはいっぱい潜んでいるのです。
それを見つけるためのヒントが、上図の10 項目。
とはいっても、常に10項目全部を意識している必要はなく、ざっと見て、ピンとくるものだけを抜き出して、その視点でものを見ることから始めてみます。それだけでも、これまで漫然と見過ごしていた事柄や、記憶の片隅にある「どうでもいいようなこと」までが、貴重なアイデアのタネに見えてくるはずです。
なお、事業アイデアは、10項目中のひとつだけを用いて発見することもできますが、なるべく複数を掛け合わせて考えてみてください。
特に、自分軸と事業軸にまたがっていれば理想的。ちなみに、こうした話は実例を参考にするとわかりやすいもの。斬新なアイデアを複合させた事業は、さまざまなメディアに紹介されているので、それらの記事を読み、その事業がどのヒントを掛け合わせているのかを分析することも勉強になるはずです。

さまざまなアイデア発想法を活用しよう

ここでは、代表的な3つの発想法を紹介します。

まずは『ブレーンストーミング法』。

数人(最低3人から。10人程度でも可)を集め、テーマを決めたら、そのテーマに関係あると思う事柄を各人が順番に自由に発言する方法です。
たとえばテーマが「カフェ」だとすると、「エスプレッソ」「オープンな空間」「カップ」などと連想式に進めてもいいし、「カフェにあれば嬉しいメニュー」とテーマ設定して「幻のコーヒー」「クレープ」「オーガニックな軽食」などと答えていくこともできるわけです。
他人の発言や回答に対する批判は禁止。ジョークはOK。そしてある程度出尽くしたところで、内容をまとめ、整理することでアイデアを抽出する方法です。

次は『ゴードン法』。

ブレーンストーミング法の応用で、司会者だけが本当のテーマを知っていて、参加者には、そのテーマよりも大きな概念のテーマで語り合ってもらうという方法です。
たとえば、本当のテーマが「新しいカフェの開発」だとしても、参加者に提示するテーマは「飲食」などとします。

3つめは『KJ法』。

テーマを決め、そのテーマに関係あると思われる情報を可能な限り出し、それをひとつずつ別々の紙片に記入します。
その後、紙片を類似するものごとにグループ化し、タイトルを付け、グループごとの関連などを考えながら図解化していくというもの。
その結果、テーマに関連する事業の切り口が見えてくるのです。前出のブレーンストーミング法やゴードン法でキーワードを抽出した後、この方法にかけることもできます。

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