同僚も大事。可能な限り、円満退社を

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

勤務先を辞めるのは、もちろん本人の自由である。
しかし独立のために勤務先を退職するのであれば、適当な理由を付けたりしてはならない。
堂々と独立の意向を上司に告げ、できる限り勤務先の業務に支障をきたさないよう配慮したうえで辞めたいものである。

勘違いしがちだが、独立することは孤独になるということではない。
むしろ「独りで立つ」という困難を選択するのだから、それを支えてくれる人は1人でも多い方が良いわけだ。
その貴重な支援者に、元の勤務先がなってくれるケースは意外と多いのである。
上手くいけば顧客や仕入れ先、あるいは業務提携先になってくれることもあるだろう。
そこまでいかなくとも、情報交換の相手として協力し合うことはできるはずだ。

もし目に見えるメリットがなかったとしても、デメリットを抱えるよりはマシである。
とにかく、わざわざ敵をつくるような辞め方は絶対に避けるべきなのだ。
世間は、広いようで狭い。残した禍根が、いつ、どんなところで災いになるか分からない。

しかし、やむを得ずケンカ別れになってしまう場合もあるだろう。
そうなってしまった場合は、悪感情を引きずらずに反発心を独立準備のエネルギーに転化して頑張りたいものである。

 

(参考)

勤務先を辞める際に「返却・提出すべきもの」
1. 社員証、名刺、バッジ、社章など
2. 健康保険証
3. 組合員証
4. 制服や鍵など勤務先から貸与されたもの
5. 退職金所得受給に関する申告書

「受け取っておくべきもの」
1. 厚生年金手帳
2. 雇用保険被保険者証
3. 離職票
4. 給与所得の源泉徴収票
5. 退職所得(退職金)の源泉徴収票

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