多店舗展開をするときの店長教育について

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

美容院を経営しています。 二店舗目を開店するにあたり、仕事ができるスタッフのひとりを店長に就任させました。

しかし、じっさいに店長として課題を見つけて解決することや、他のスタッフを引っ張っていこうといった自主性が乏しく、不安があります。怒られることや失敗することを嫌っており、自分の短所を改善する意思も感じられません。

どのように指導をしていけばよいのでしょうか?

 

回答:自分で「月間売上利益行為計画」を立案させ、決めた通りに実施してもらいましょう。

この質問への回答者

田口 勝(たぐち まさる) / 株式会社販路企画
セブンイレブン出身でFCビジネス、店舗売上拡大のエキスパートである田口アドバイザー。店舗の立地から商品企画、従業員の戦力化などを得意とし、どのジャンルでも「店舗」を経営をされる方は田口さんへの相談をお勧めします。

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二店舗目において重要な課題は、私も「店長」であると考えます。文面から察するに、店長様はプライドが高いのではないでしょうか。他に店長候補となる方はいらっしゃいますか?

店長職は管理職であり、権限と同時に責任が発生するものです。 店長職としてやるべきことを明確にし、それを他の候補の方に伝えてもらいましょう。その結果、本人が納得せずに難しいという返答でしたら、辞退してもらうことも必要になります。店長に問題があると、今後出店した店舗にとっても大きな問題となるためです。

 

他に候補者様がいなければ、本人を教育していく必要があります。 その場合は、「失敗しても良いからやってほしい」と伝えて本人に小さな課題を与えましょう。小さな成功体験で経験を積んでいき、それを継続して検証し、褒めることで、本人に自信をつけさせることができます。

成功体験が積まれた時点で、ためしに店舗を経営してもらうというかたちで「月間売上利益行為計画」を立案させ、それを自分で実行してもらいましょう。達成することで、さらに自信をつけてもらえます。 月間売上利益行為計画は、はじめは全く指導せず、決めた通りに実施してもらいましょう。

 

まずは店長として売上利益を上げる方法を、なんでもいいので、とにかく考えさせ、やらせてみます。そのうえで、上手くいかない点を助言する形で進めてください。本人の自主性が生まれた段階で、内容を指導していきましょう。

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