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課題・悩み
個人広告代理店として独立し、3年が経過しました。
イベントへのスポンサー営業が主な収入源で、大手とも取引しています。
年々少しずつ収入が増えていくことも予想されますが、今は貯金を切り崩しているような状況です。
会社を大きくしたいという考えはあまりなく、年収1000万程度を目指しています。
しかし、ビジネスモデル、戦略と言えるものがないこと、差別化、独自化の要素がないことに悩んでいます。
その問題に対し、ビジョン、独自性、ビジネスモデルを明確にし、顧客から仕事の依頼が来る、好循環(安定的な収入源)をつくりたいのですが、抽象的なビジョンしか描けません。
- どこに問題があると感じますでしょうか?
- ビジョン、独自性、ビジネスモデルを明確にするために、どのような方法がありますでしょうか?もしくは、オススメの方法、解決策がありましたら、教えていただけますでしょうか?
回答:起業初期にとりくむべきは「事業棚卸」「独自性」「集客」です。
ご苦労なさっていることがひしひし伝わってきました。
以下シンプルになりますがご回答いたします。
ご自分でお感じになっているビジョン、独自性、ビジネスモデルを明確にするのが答えと感じます。
一つ言えることはそれぞれのテーマにつき、上っ面でなくその真意をつくり込んでいくことです。
例えば、ビジョンでいうと、
- なぜ今の仕事をしているのか?
- どんなお客さまにどんな価値を提供していきたいのか?
- なぜそのお客さまなのか?
- その価値はどこから来ているのか?
こうしたことの答えは質問者様の人生の背景にしかありません。
しっかり掘り下げ、お客さまの心を動かすものにしたいです。
独自性とは、お客さまに選ばれる理由です。
他と違うは商品サービスではなく「人」です。
数多の競合がいる中、他にない商品サービスをつくろうとするのではなく、「この人だからお願いしたい」をつくっていくことです。
さらにお客さまを絞ってニッチな市場に入っていきます。
収益化はこの中で高付加価値なものを見つけていくことで創り上げます。
ビジネスモデルについては詳細がわかりませんので軽はずみな助言は避けておきます。
一つ手を入れた方がよいものは集客でしょう。
まとめますと、起業アーリーステージに取り組むべきものは、
- 事業棚卸
- 独自性
- 集客
の3つです。
これらはそれなりに時間を掛け集中してつくるものです。
一方で、収入面で厳しい状況もあり、どう進めていくかを決めないといけない局面と想像します。
でも事業継続していきたいのなら、時間を捻出しながら基盤を確立することをおすすめします。
起業は石の上にも3年です。
3年を乗り超えたら次の景色が見えます。
持ちこたえられなかったら終了です。
このことは僕自身の実体験、弊アカデミーを介し起業していった70名強をみてきて明らかなことです。
忘れてはいけないことはたのしく仕事をすることです。
なぜ起業を志したのか?
どんな人生にしたかったのか?
この原点を忘れないことです。
起業の成功は、「大好きなことでずっと続く仕事をつくること」です。
頑張ってください。応援しています。