起業・経営FAQ:30年間続いているうどん屋を経営革新したいです

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

30年前(20年前に法人設立)より、そば店を経営しております。法人といっても、昔ながらの、家内製手工業といったところで、経理も会計事務所に丸投げという感じで有ります。
現在、不況ながら健闘しているほうだと思いますが、今後のことも思うと、早急に経営革新していかないと、これからの時代には通用しないと考えております。
出店等の良い話も来るのですが、いつも色々思い悩んでおります。
まずは、新しく会社を作るつもりで、小さな一歩の前進から少しづつ始めてみたいのですが、どうすれば良いでしょうか。

回答

経営を見直すのであれば、以下の順に考えてみてください。

1.経営理念を再確認する。
何のために店を始めたのか、追求していくものは何なのか、一度紙に書いてみるといいでしょう。

2.成長目標をたてる。
まずは「できる/できない」でなく「したい」という気持ちで目標をはっきりさせてみましょう。

3.店の現状分析をする。(内部環境)
お客様は誰で、どういったところを評価して下さっているのか、今の店が続いているのは何なのか、よその店に負けない独自のものは何なのか、自店の「売り」、「いいところ」を冷静に考えてみます。弱点も同時に考えます。

4.環境分析をする。(外部環境)
お客の動向、社会環境、経営に影響してくる外部環境を冷静に見直してみます。例えば、日本食の見直しとか、周辺住民に若い人が増えているなどです。

5.内部と外部、両方の環境を突き合わせて分析する。
今の内部環境で外部環境の動きに対応できるか、冷静に考えてみます。

6.店にとって一番大切なことは何か考える。
5の分析を踏まえて、目標を達成するために一番大切なものは何か、考えてみます。どういう店になれば目標が達成できるか、という店の理想像ですね。(ここで5の分析の後に考えるのは、実現可能なもので世の中の動きに逆らわないものにするためです。)

7.具体的な計画を立てる。
そういう店になるためには、具体的に何をすればいいのか、3年程度の計画で考えます。ここで人材育成や業務の見直しも具体化していきます。

8.年間計画を立てる。
その最初の1年の計画を立てて、実行を始めます。

この流れを後継者候補と一緒に考えていくことをお勧めします。

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