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課題・悩み
EC-CUBEを使って自社製品のECサイトを作ろうと考えていますが、おすすめできないという意見をききます。それは本当ですか?具体的に何がおすすめできないのでしょうか。
回答:自社に何がフィットするのか、メリット・デメリットをみきわめることができればEC-CUBEもおすすめです。
伊藤 みゆき(いとう みゆき) / アッカ・コミュニケーションズLLC
移り変わりの激しい“IT業界”で12年間、WEBコンサルタントとして活躍。柔らかい話口調と的確なWEB戦略に関するアドバイスは、経営者はもちろん、同業者からの信頼もあつい。
自社ECのためのサービスを選ぶさいには、それぞれのメリットとデメリットをしっかり把握し、自社にもっとも合ったものを選べばいいと思います。
EC-CUBEのメリットとデメリットをまとめます。
<メリット>
- カスタマイズが自由(素人では難しいためWEBデザイナーやプログラマーが対応する)
- 毎月のレンタルサーバー代のみ(SSL対応も別途必要)
- 既存会員システムなどの繋ぎこみも可能(プログラムを自社で組む)
<デメリット>
- オープンソースなので自社で管理が必要なため、システムトラブルが起こったときに自社で対応する必要がある
- 個人情報を自社が契約するサーバー内に持つので、外部からの攻撃などのリスク管理を自社で行う必要がある
- Amazon Payなどの新しい決済方法を導入するのも、一般のショッピングカートなら申し込みの事務手続きだけですが、EC-CUBEはプラグイン等を自社で組み込む必要ある(WordPressのプラグインのようなものです)
EC-CUBEが おすすめできないというわけではなく、社内にサーバーやWEBに詳しい方がいらっしゃるか、外注するコストがあるなら問題ありません。サーバー代やSSL、バックアップ代、人件費もしくは外注費などによりコストは意外に高くつきますが、メリットで挙げたようなことを求めるのであればEC-CUBEは向いています。
もしそのような人材がいない/外注する予算がない場合はどこかのショッピングカートを借りたほうが安心です。
月商が1000万くらいまではなら、こちらでも対応できます。
https://www.miyukiblog.com/colorme
商品数が少ないなら、どこでもカラーミー – カラーミーショップ ネットショップ運営サービスの機能を使って、WordPressでサイトを作るのも方法です。
https://shop-pro.jp/func/cartjs/
Yahoo!や自社サイト、楽天など複数のサイトで販売するなら、在庫連動しているショッピングカートが向いています。
小規模な販売なら、カラーミーの有料テンプレートを元に自作することで、かなり費用がおさえられます。
ショップデザイン テンプレート https://shop-pro.jp/template/
サイトの制作よりも、広告費やサイトオープン後のサイト修正費に予算を使ってくださいね。とくに売れてから広告を出すという方が多いのですが、それだと正直言って遅いと思います。
(参考ページ)
WordPressでネットショップ開設する方法(5パターン)
https://www.miyukiblog.com/archives/2921