販売管理システムのフレームワーク化について

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

販売管理システムをフレームワーク化し、柔軟性の高い商品を開発しようというアイディアを持っています。

1.販売管理システムのマーケット情勢
2.同様のアイディアを持つ競合製品
3.このアイディアに対する実現性の可否
についてご教授をお願いします。

回答

1.販売管理システムのマーケット情勢
販売管理といっても大きくBtoBとBtoCの2種類があります。販売管理は会社を経営する上で必須の機能です。そして、販売管理システムもOracle やSAPクラスのERPに組み込まれたものから、勘定奉行や弥生のような総勘定元帳との連携を重視した補助簿的なものまでいろいろです。また業種に特化し たものも数え切れないほどあります。
とにかく、ニーズは会社の数だけあり、システムも多数あるということです。
しかし、すべてのニーズを満たすシステムというのは存在しないのも事実なのです。

2.同様のアイディアを持つ競合製品
OracleやSAPのERPは考え方は似ていると思います。しかしライセンスが高額なこととカスタマイズが増えるとさらに開発費用がかさんでくるという問題があります。
自社でパッケージ開発を行い業績を伸ばしている会社もあります。機能はシンプルでも、システムの変更の必要がないものであれば、開発費用も抑えられ短期間で導入することも実現できるでしょう。こういった方法もあることを考えておいてください。

3.このアイディアに対する実現性の可否
アイディアは非常に良いと思います。しかし、システム屋の独りよがりに陥らないように気をつけてください。販売管理システムであれなんであれ、導入の決定 権はシステム担当者にはありません。決めるのは経営者ないしはユーザのトップクラスです。システムのアーキテクチャなど理解してくれません。それよりも業 務要件とコスト(開発+ランニング)です。ここで優位性を持ってこそ、アーキテクチャが生きてきます。業務要件で特に重要なのは会計システムとの連携です。
話をまとめれば、優れたアーキテクチャは必要条件ですが、十分条件ではないということです。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

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