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課題・悩み
コロナ禍による営業不振が原因で、会社を休業させることになりました。 従業員には賃金の7割の休業手当を付与する計画をしています。
しかし有給がほとんど消化されていないようなので、従業員の福利を考えて会社側から有給の取得を助長しても良いのでしょうか?
従業員側からすると、有給が残っている場合は、休業手当を受けるよりも有給を取得した方が金銭的に有利になります。
回答:会社からの要請で休業させる場合は、休業手当の支給で対応しましょう。
中野 裕哲(なかの ひろあき) /起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人・社会保険労務士法人・行政書士法人V-Spirits/V-Spirits経営戦略研究所
『マネーの虎』を見たことで、起業関係の仕事を目指し、現在その分野で活躍中の中野アドバイザー。熱い気持ちと明るく親しみやすい人柄で多くの起業家の支持を得ております。起業時の相談にお勧めです。
もともと年次有給休暇の計画取得の対象の場合は別ですが、有給休暇は従業員の自主的な取得が原則です。
またコロナ禍による休業は事業主の責任ではありませんが、今のところは休業手当の対象となります。
今後この解釈も変わる可能性はあります。 有給休暇を強制させることはできませんので、会社からの要請で休業させる場合は休業手当の支給で対応しましょう。
※この記事は2020年4月時点の回答です