起業・経営FAQ:新人教育におけるポイントを教えてください。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

4月より2名ほど採用をしたのですが、製品の販売に経験がない未経験者を採用しました。
最近、販売経験がある人材ほど、経験が邪魔をするようだったので、リフレッシュさせるためにも思い切って採用しました。

しかしながら、私しか教育ができる人間がいなく、どのようなことを教えていけばよいかご意見をいただければと思い、ご相談させていただきました。

知識などはこちらが教えることができると思いますので、気持ちの部分とかを特に教えていただけましたらと思います。
よろしくお願いいたします。

回答:ワークシミュレーションを行ってみましょう。

新人さんを採用されるのですね、人材を人財と変革させるのは会社と社長の腕の見せ所です。
まず、現在新人教育が必須となっている背景ですが、

■新人教育の3つの視点
①重要度を増す若手の戦力化・・・
入社後、上司・先輩も自身の業務に手一杯で新人育成に手が回らなくなっている
仕事の難易度が上がっている一方、新入社員に早期戦力化を求める現場の声が増えている

②成長のスピードに個人差・・・
入社3年で個人間に差がみられてくる
仕事に対する姿勢の違いが結果の違いに影響している

③高まる離職率・・・
新卒の入社者は3年後に1/3が退社している現状
入社前の仕事理解の薄さが要因のひとつに考えられる

これらより

  • 理念・信念に共感を徹底的に与え続ける
  • 戦力化を図るためには仕事の姿勢を学ばせる
  • 仕事理解をしっかりとさせて離職を防ぐ

といったことが必要になるかと思います。

単に仕事の基本やマナーを学ぶだけでなく、主体的に動くことができるような働く姿勢や気持ちをどうやってつくるか。そのためには、実際に仕事をさせてみるワークシミュレーションという手法があります。ワークシミュレーションを行うことで、自分にできたことと今できていないことが明らかになります。
そして、合わせて周囲から求められる「ありたい姿」と、今の自分にはどのような「ギャップ」があるのかをワークセッションによって改めて気づかせる。というフローが必要になります。

あとは、古典的ですが社長の講話はいいと思います。自分の言葉で、自分がなぜこの会社を立ち上げて、みんなとともに汗をかきたいのか?これらについて繰り返し語ることは、何もしらない無垢な人材であるほどに効果は高いと思います。

普段読まない本の感想文を書かせることもありかと思います。
私の経験でも結構やってみて良かったとおっしゃられる企業が多いです。
控え目な発言をされる方が文字にしてみて、違う印象を持つことができたりと効果的かと思います。

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