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課題・悩み
現在、ある分野に特化した専門性のあるSNS並びにEコマースの構築を検討しておりますが、技術面でのメンター(個人、会社、または従業員として)の確保に困ってます。 SNSやEコマースをする上では、ASPを活用すれば何とかなりそうなのですが、カスタマイズやサイトへのレスポンスを考えると、技術者の確保は不可欠であると思います。
自社の経営資源も限りがありますので、雇用は基本的に困難かと考えてますが、外部資源(アウトソース)を活用する場合、どこからアプローチし、技術面を補完するのが賢明でしょうか。
回答
アウトソースを活用するという方針は、賢明です。基本的には縁故で見つけるに越したことはありません。
直接ご自身が、「この人」と思えることが重要です。さらに、その人が、あなたのビジネスに共感・賛同しビジネス抜きでも手伝いたい、と思ってくれれば言うことなしです。
理工系の大学院生や、研究室で働く技術者に大学や企業を通じてアプローチしたり、小規模のIT系企業や、SOHOも含めた個人事業主に直接アプローチしてみてはいかがでしょうか。
出会いの場としては、大学の他に、各種の異業種交流会や取引銀行のビジネスマッチング、商工会議所、支援センターの相談窓口等が考えられます。
最近は、各地のインキュベーションセンターで積極的に技術者とのマッチングを行っている施設もちらほら出てきています。これらに足を運んでみることをお勧めします。
また、技術面が非常に高くても、相性に難がある場合は、思い切って諦めることも必要です。
今回は、ある特定の業務をお願いする相手を探すのではなく創業に際しての協力者を探すのだ、ということを忘れないでください。いざというときにムリがいえる仲になれる人、そういう人材を見つけることです。
そのような仲であれば、業務をするにあたって、その契約が、請負なのか雇用なのかにこだわらないで、引き受けてくれるでしょう。