人材紹介、アウトソーシングビジネスについて

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

人材派遣業界で起業を計画しています。大手参入も多く、競争が激しい分野だと思いますが、小資本で挑戦していくには難しいでしょうか?

回答

人材派遣業界の新規開業に向けて重要になるのは「営業開拓力」と「人材確保」です。

1)業界動向
人材派遣業界は「製造現場」への派遣解禁をきっかけにますます裾野を広げております。人材派遣業の大きな流れはまさに「総合人材サービス業(人材教育+人 材派遣)」でありますが、医薬品工場、物流会社、パチンコ店コーヒー販売など王道・隙間市場に経営資源を特化することも当面の経営戦略として有効と考えます。

2)営業活動
前述のとおり、ライバルは多数あり、各社かなり市場を「かき回して」おりますのでユーザーへのアポ取りは困難を極めるでしょう。最低売上(月10名~20名を継続派遣)を確保することが善循環への第1歩となりますがここまでの資金繰りは最低限必要となって参ります。

3)登録者確保
登録者確保が一番の課題です。派遣業界では複数登録が常識であり、案件の内容によって渡り歩く「登録者」をいかに留めておくかに注意しましょう。登録者の 面接については、当面はファミレスや公民館などを利用し、派遣10名程度の業務(契約)が安定的に確保できてから事務所を借りるようにしてもよいでしょう。

他業種と比べて小資本で開業できる業界ではありますが、安定した売上を確保するまでの「絶対資金」は必要です。独自性を出すにも成功事例(体験)が重要で す。石村様のこれまでのキャリアを生かすこととが現実的な方向性ではないか、と存じます。 また、同業界を勉強する方法として一部「人材派遣・アウトソウサー」に就職してノウハウを吸収したのち、のれんわけ制度などで独立する方法も選択肢の一つ ではないか、と存じます。

同業種は仕事の奪い合いが多くみられます。新たな仕事が発生するのは「ライバルが信用を失うようなクレームを出した」場合が多く、その逆も起こりうる厳しい業界です。

「自分が約1年間無賃で取り組める程度の資金」+「人材を派遣し、ユーザーから報酬が振り込まれるまでのサイト(2ケ月強)の派遣社員人件費」+「その他 営業費用(広告費、採用費など)」を事前に確保していないと資金繰りは苦しいでしょう。まずやるべきことは最低限必要な資金をビジネスプランに落とし込む ことです。ビジネスプランはご自身のプランの整理と資金調達時の説得材料にもなりますので必ず策定しましょう。

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