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課題・悩み
個人事業主として発展途上国支援を目的にカンボジアの物品をEC販売しています。
いままでは自身が現地に赴き、物品を集める形で仕入れていました。しかし、今後は現地のメーカーと契約を結び、定期的に物品を送ってもらおうと考えています。 それに際して、質問が3つあります。
(1)インボイスは手書きのものでも、国際宅配業者にお渡しすれば、受けて頂けるものでしょうか。
(2)「輸出時には輸出の免許を持った法人が輸出者になる必要がある」と目にしましたが、私のような個人の場合はどのように対応したらよいでしょうか。
(3)またカンボジアのメーカーとの契約もいまいち上手くいっていません。原因としてはどのようなことがあるのでしょうか?
回答:その国における輸出の許認可・メーカーが輸出に慣れているかなどに注意しましょう。
茨木 一仁(いばらき かずひと)/ KATHALO株式会社
法人の貿易や個人の輸入ビジネスのサポートをしている茨木アドバイザー。ご自身でも輸入卸を行っており、成功体験から的確なアドバイスをもらえます。聡明かつフレンドリーなお人柄で、ビジネスの力強いパートナーになるでしょう。
順番に質問にお答えしていきますね。
(1)基本は輸出者が国際宅配業者にインボイスや出荷書類を荷物と一緒に渡す流れになりますので、ご察しの通りです。
(2)輸出の許認可はその国によってルールが違うようです。ある国では国内での実績が決められた期間達してないと認められないこともあると聞いたことがあります。最も確実なのはカンボジア側に確認することです。その時に日本以外の他の国への輸出実績を聞かれることをおすすめします。
(3)カンボジアとのやり取りが上手く行かなかったのは、もしかするとメーカー側が輸出に不慣れだったという可能性も考えられます。
輸入コストは相手が輸出に慣れているメーカーであれば彼らのレート(運賃)を聞いてみてください。レートは実績で変わりますので、これまで輸出入の経験がなければ最初は海外レートの方が安くなるパターンが多いです。