起業・経営FAQ:海外から直接商品を仕入れる際の会計上の注意点とは?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

はじめまして。
私は商品を韓国から仕入れ、ネットショップを開きたいと考えています。
韓国現地の仕入れ先から日本のお客様へ商品を直接配送する予定で、私自身韓国には開業準備としてこの先3ヶ月程度滞在する予定です。このショップを開業する際に会計上で気を付けなければいけない事はありますでしょうか?

また、確定申告に関しては日本と韓国のどちらでする必要がありますか?私の住民票は日本にありますが、韓国現地から日本のお客様1件1件に発送することが可能なのか、その際に必要な関税処理についてもお伺いしたいです。

回答:商品を海外の仕入先からお客様へ直接発送する場合、会計上で気を付けるべき点が2つあります。

この質問への回答者

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この場合、会計上で気を付けなければいけない事が2点ほどあります。

1点目は「お客さんが直接購入する形式で仲介手数料をもらうのか、一旦仕入れた形式にするのかによって会計のやり方が変わってくる」という点です。

たとえば、110円(税込み)で仕入れたものを220円(税込み)で売ったとします。この場合納める消費税は20円-10円=10円です。しかし、仕入れ時に消費税を払っていないと、引くものがないため、売上時に預かった20円をそのまま納める事になります。消費税の課税事業者になるのは少し先だと思いますが、システムを構築する際に、この仕組みを意識していないと会計上損をすることになります。消費税は預り金なので中間業者は預かったモノを払うだけで負担がないという事になっています。本来最終消費者が負担をするので、そこを加味しないとご自身で負担するという形になってしまいます。

2点目は「確定申告については各国で自国の居住者の定義を決めて税を徴収している」という点です。韓国は次のようになっているようです。
https://www.tk-sr.jp/business/asia_employment/korea/index2_02.html
183日ルールで年の半分以上滞在するなら韓国で税金を払ってくださいというものです。ちなみに日本は納税の滞在基準は1年で、韓国と微妙に食い違いますのでご自身の滞在期間にご注意ください。
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2875.htm

関税の負担に関してはこちらのHPにくわしく書かれています。
http://mido-rin.com/buyma-tariff/

以上の点をふまえていれば、1件1件の商品を韓国から直接発送することは可能です。

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