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課題・悩み
テイクアウト専門の飲食店をスタートする予定です。
自身が3年程前に債務整理を行っており、現在も返済中の状況なのですが、信用情報に問題のない知人を法人の代表にして借入をする事は可能でしょうか。知人には業界の経験はないため、実質の経営は私がする形になります。
回答:ハードルは高いと思いますが、借入できる可能性はあります。
上野 光夫(うえの みつお) / 「起業家が資金調達するための方法」 に関するノウハウは日本一です! 株式会社 MMコンサルティング
元日本政策金融公庫の融資課長として5000名以上の起業家を支援した上野アドバイザー。現在は、資金調達の専門家として活躍されております。融資を検討されている方にはうってつけのアドバイザーです。
知人を代表者として法人を設立し、法人で申し込みするとのことですね。ハードルは高いと思いますが、借入できる可能性はあります。
融資時には「財政状態」に関して、代表者となる方がどうか、という点がチェックされます。
知人が、自己資金がどれくらいあるかが、重要になります。ただし「ご経験がない」という点がマイナスになりますので、融資担当者へ「経験はない」とはっきり言ってしまうと、なかなか融資が受けられなくなってしまいます。
飲食関係の仕事のご経験がないとしても、これまでの職歴の中で、関係することに携わっていたことを説明することがどうしても必要です。その点は、うまく工夫していただくことが不可欠だと思います。
あとは、可能でしたら、売上見込について、できるだけ確実な証拠を出せるといいです。取引予定先との契約書や秘密保持契約書など、なんらかの書面が有効です。そこまでなければ、取引予定先とのメールのやり取りなどもいいと思います。