- 目次 -
課題・悩み
海外で活用されている遠隔AI医療の輸入を考えています。
イギリスに数年留学していたので英語での交渉等は問題ありません。
資金調達面でのアドバイスをお願いします。
回答:「客観的評価」を高めて金融機関から融資を受けるのがいいでしょう。
上野 光夫(うえの みつお) / 「起業家が資金調達するための方法」 に関するノウハウは日本一です! 株式会社 MMコンサルティング
元日本政策金融公庫の融資課長として5000名以上の起業家を支援した上野アドバイザー。現在は、資金調達の専門家として活躍されております。融資を検討されている方にはうってつけのアドバイザーです。
この事業には、おそらく高額の資金がかかるのではないでしょうか。
融資では、多くても数千万円くらいが限度だと思います。また、金融機関はこうした新しい分野のビジネスについて、なかなか理解できないので、簡単には融資をしてくれないような気がします。
金融機関からの理解を得るためには、「客観的評価」を高めることが重要です。
「客観的評価」を高める方法としては、以下のようなことが考えられます。
①貴社がメディアに登場する
貴社の名前が新聞や雑誌、ウェブメディアに登場すると、客観的評価が高まります。
②VCからの出資を受ける
金額的にも大きくなると思いますので、エクイティファイナンスのほうが適していると思います。まだコロナで開催が少ないですが、ピッチイベントやアクセラレータプログラムなどで、ビジネスプランをプレゼンする場に積極的に出ることによって、チャンスが生まれる可能性があります。もっとも、VCからまとまった資金が調達できれば、融資は必要なくなるかもしれませんが。
③特許等の取得
貴社の名前で何か、特許が取れると、金融機関の評価が高まります。
以上のとおりですが、日本ではまだない斬新なビジネスの場合は、融資よりもエクイティファイナンスのほうが調達可能性が高いと思います。ぜひ、ビジネスプランを作成されて、多くの場でプレゼンされることをお勧めします。