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課題・悩み
LLC(合同会社)を設立し、不動産購入のための融資を受けようと検討しています。
設立1年目で融資を受けることは難しいでしょうか?
その場合、融資の条件をよくするためにはどのような方法があるのでしょうか?
回答:購入した不動産を使って事業の利益が出そうな場合は、融資がおりる可能性があります。
市川 琢也(いちかわ たくや) / 株式会社FrenzyCapital
大手税理士法人グループにて経理のコンサルティングを経験してきた市川アドバイザー。会計や財務面で豊富な知識と経験を持ち、M&Aに関しても多くの知見をお持ちの頼れるアドバイザーです。
LLC自体に事業があれば、融資を受けることは可能です。日本政策金融公庫などは創業融資を積極的に行っている印象です。 しかし、売上や事業がない単なる資産管理会社として設立された場合は、融資が難しいです。
また不動産購入の目的として、その不動産を使って事業の利益を出す(小売店・飲食店などを経営するなど)であれば、その利益は返済の原資になるので、事業計画があれば融資がおりる可能性はあります。 利益を出す予定のない不動産の購入の場合は、個人や家族の信用力(資金力)による審査になります。
融資については、結局のところ「きちんとお金を返す能力があるか」に尽きます。 LLCが事業をしていれば、その事業計画の信ぴょう性、 LLCが事業をしないのであれば、代表者や関係者の信用力が重要です。