バーチャルオフィスは融資を受けるさいに不利になりますか?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

海外のファンドに、約2,000万円を投資したいと考えています。税制面を考えて、会社を設立し、会社として投資をする予定です。会社設立について、いくつか質問があります。

 

①使用用途は登記面だけなので、安価に借りれるバーチャルオフィスを検討していましたが、「バーチャルオフィスは銀行からの創業支援融資が受けれない」と聞きました。 将来的に不動産を購入する予定ですが、そのさいにバーチャルオフィスは不利になりますか? もしくは、不動産購入のさいは新たに別の会社を設立したほうがよいのでしょうか?

②本件の投資額は約2,000万円ですが、資本金は100万にするつもりです。もし将来的に不動産融資などを受けるのであれば、資本金は1,000万に近い金額にした方がよいでしょうか?(1,000万以下で考えています。)

 

回答:バーチャルオフィスでの登記が審査に影響することは、基本的にはありません。

この質問への回答者

渋田 貴正(しぶた たかまさ) / 起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits/社会保険労務士法人V-Spirits/行政書士法人V-Spirits/司法書士事務所V-Spirits 
エクセルなどのPCスキルを活かし、企業の業務効率改善をサポートされてらっしゃいます。会社設立後も頼りになる司法書士として、人気の高い方です。

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①バーチャルオフィスだからといって、創業支援融資の審査に影響することは基本的にはありません。ただ、バーチャルオフィスの場合は、法人名義の口座開設で引っかかることがあります。法人名義の口座がないと融資も実行できないので、そういった意味では創業融資に間接的に影響するかもしれません。 新規に物件を購入するさいも、会社として購入するほうがシンプルでよいと思います。

 

②資本金は審査の一つの要素ですが、不動産融資の場合は、物件の担保価値などの方が重要になるので、それほどこだわる必要はありません。 しかし、最初の2,000万円の投資を自己資金でおこなう場合は、資本金として会社にそれに見合う額の出資をした方がよいです。100万円の資本金だと、のこり1,900万円は役員からの借入金になってしまい、その後の融資において不利になります。

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