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課題・悩み
小規模企業持続化補助金を検討しています。
①受給資格について質問です。業種により従業員数の規定がありますが、私は正社員3名、パート6名のパン屋を運営しています。この従業員数の場合は対象となるのでしょうか。
②既存商品をリ・ブランディングし、デザインリニューアル、商品ブランディングを目的とする冊子の作成、専用の紙袋の製作などのデザイン費用は、持続化補助金の対象となるのでしょうか。またこの時に製作した紙袋や冊子の印刷代なども対象となりますか。
③店舗の売り場を改善し、ギフト箱の販売・展示の仕方を改善するという取り組みは、持続化補助金の対象となるのでしょうか。
回答:小規模事業者持続化補助金では、デザイン費や売り場の改善費用も対象になりますが、一部注意が必要です。
中野 裕哲(なかの ひろあき)/ 【ZOOMで全国対応】起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人・社会保険労務士法人・行政書士法人V-Spirits/V-Spirits経営戦略研究所
『マネーの虎』を見たことで、起業関係の仕事を目指し、現在その分野で活躍中の中野アドバイザー。熱い気持ちと明るく親しみやすい人柄で多くの起業家の支持を得ております。起業時の相談にお勧めです。
小規模事業者持続化補助金は、販促を中心に使いやすい補助金です。
まず、①の資格については問題ないですね。
正社員3名であれば小規模事業者に該当しますので、対象になります。
②のリブランディングに伴う冊子、専用紙袋のデザイン費も対象になります。
また冊子・紙袋ともに印刷代については補助対象にできますが、「広告的な要素」が必要です。冊子は大丈夫だと思いますが、紙袋は印刷内容に注意が必要ですね。
ここはひっかからないように要検討という感じです。
それから、補助対象期間内に配布をした分だけが対象経費として認められるので、全て配布するようにしましょう。
③の売り場の改善は、レイアウトの変更にかかる工事や備品の購入は、対象になります。
ギフト箱のデザイン費は対象になりますが、販売用のギフト箱の制作費(原価的な材料費になるもの)は対象にはなりません。
展示の仕方の改善は、具体的な内容にもよりますが、展示用の什器備品の購入や内装工事、改善のコンサル活用あたりは対象になりますね。