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課題・悩み
現在個人事業主としてリサイクル事業をしています。現在の売上としては、年間200万円ほどとなっています。今後売上が増えそうであるので、一般社団法人を設立し協会ビジネスを行いたいと考えています。
最終的には一般社団法人を設立する予定ですが、その前に合同会社を設立しようと考えています。 この会社設立について、ご質問があります。
①初めから一般社団法人を設立し、今の事業の売上も計上する
②合同会社と一般社団法人を分けて、合同会社で今の事業を行い、一般社団法人で協会ビジネスの売上を計上する
こちらの2つで悩んでいるのですが、どちらが良いでしょうか。
回答:設立費用や税理士費用などの維持コストを考えると、一般社団法人のみが良いと考えます。
土谷 正剛
(つちや まさたけ) / 東京都 / MT-Trust税理士法人
若手起業家から多くの支持を得る土谷アドバイザー。プライベートでは、スポーツ、料理、ワインが趣味と非常に多彩な方です。若手起業家の方で、税務関係でお困りの際は、土谷アドバイザーがお勧めです。
上記の概要のみですと、基本的に1社で済むのであれば、2社より1社の方が設立費用や税理士費用などの維持コストがかかりませんので一般社団のみがいいように思います。
ただし、一般社団法人の場合、一定の要件を満たすと法人税が課税されません。そのため合同会社でやる事業と一般社団法人でやる事業を分けて一般社団法人の方だけ課税されないようにするということも一つの選択肢として考えられると思います。
なお、弊社の顧問先でもおりますが、一般社団法人で協会ビジネス以外の儲けるような事業をやると対外的にあまりよく見えないので、対外的な印象を考えて敢て2社にわけるケースもあると思います。
いずれにせよ売上もまだそれほど多くないようですし、一旦は一般社団法人のみを立ち上げて様子を見て(軌道に乗ってきたら)あとから合同会社を設立してもいいのではないでしょうか。