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Q.会社設立FAQ
会社を設立するとき、定款に事業目的が必要だと言われました。事業目的とは何でしょうか?
A.回答
事業目的とは何か?がわからないのですね。以下、回答します。
①会社が事業を行う場合、事業目的は絶対に必要。
会社を設立して事業を行おうと思いましたら、事業目的を定款に記載しなければなりません。「事業目的」とは、「その会社が何をしている会社なのか?」わかりやすく言い換えますと、「どんなお仕事をして、こんな事業を行っています。行う予定でいます」ということを世間におしらせするためのものです。ちなみに、定款の事業目的に記載されていない事業を行うことはできませんので注意が必要です。
②事業目的を記載するときは、許認可のある業種かを確認してください。
皆さんが事業を行う場合、すべての事業が自由にできるわけではありません。あらかじめ事業を開始する前に「許認可」が必要な場合があります。代表的な事業として、訪問介護等の介護事業、労働者派遣事業、建設業、運送業等。これらの許認可を取得する場合に必要な事業目的が定款に記載されているかが、審査されます。もし、必要な事業目的が記載されていなければ、不許可になります。ご自分が行おうとする事業は、許認可が必要?不要なのかを確認されてから、事業目的を決めることをおすすめします。
③事業目的は、現時点で行うことしか書けないの?
そんなことはありません。ご自分が将来行う予定である事業も、事業目的として記載されることをお勧めします。なぜならば、事業目的を追加して変更を行う場合は、定款の目的変さらになりますので、法定手数料として3万円が必要になるからです。
だからと言って、事業目的をやたらに記載しますと、何を本業に行っている会社なのかが伝わらないこともありますので、注意が必要です。
以上回答します。事業目的を決める場合には、「とりあえず、これでいいや」ではなくて、将来の事業展開も考えて決められることをおすすめします。