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課題・悩み
日本に住む外国籍の子供たちが日本語を学ぶことができる場所を作りたいです。
何から手をつけてどのような形で行えばいいのか分からない状況です。資金もなく人脈も全くない状態です。このテーマで起業をしようとすると何から始めたらいいでしょうか?
回答:事業の骨格を考えれば自ずとやるべきことが見えてきます。
多賀 俊二(たが しゅんじ) / 草の根金融研究所「くさのーね」
ソーシャルビジネス・NPO等に関するあらゆる資金調達(融資・私募債・補助金・助成金・クラウドファンディングなど)において、支援を得意とするアドバイザーです。
思いはあっても、具体的な起業の準備はこれからとお見受けしました。
質問者様がまず行うべきことは、「事業の骨格をしっかり考える」ことです。
まずは以下を明確にすることから始めましょう。
- 今回の起業で解決したい社会課題は何か?その社会課題を引き起こす原因や、解決を阻む原因は何か?
- 1の課題解決のために、行いたいサービスは何か?
- 2のサービスの受け手としてだれを想定するか?
- 2のサービスを提供するために、ご自身の経験・知識・スキル・ネットワークで、活用できるものはあるか?
- 1で挙げた社会課題解決のため、先行して取り組まれているサービスはあるか?あるとすれば、既存サービスで足りないところはどこか?
これらを明らかにしつつ、解決したい社会課題に対する学びを深め、ご自身の考えを確立していきましょう。上記がある程度明確になれば、同様の活動に取り組む専門家やNPOなどに、「こういう企業を考えているのですが、どう思いますか?」と相談することができるようになります。
また、専門性が高まれば、ブログなどで情報発信を行い、セミナーや交流会で仲間と出会うことも可能になります。 そうして事業の骨格に肉がついてくれば、これに磨きをかけて事業計画として固め、支援を呼びかけ、資金を集めることなどもできそうです。