起業・経営FAQ:フードトラックのレンタルとリースのメリット、デメリットについて教えてください。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

フードトラックでピザ屋を始めたいと思っています。拠点としてはオフィス街の一角、大学構内です。

しかし、トラックのレンタル・リースの違いがいまいち理解できません。メリット・デメリットを踏まえて教えてほしいです。

回答:まずはレンタル・リースの概要を理解しましょう。

レンタルとリースを検討する前に、まず「レンタル」と「リース」の根本的な違いを理解しておきましょう。

<レンタルとリースの違い>

まず、レンタルは「賃貸借」とされるもので、代金を支払い1日、1か月間など一定期間フードトラックを借りるという行為になります。

それに対し、いわゆる「リース」は、所有権移転外ファイナンスリースと呼ばれ、例えばフードトラックを現金購入するのに代わり、分割払いで代金を支払うというイメージです。

しかし、トラックの所有権はリース会社にあり、契約者には使用する権利だけがあることになります。また、リース契約は途中で解約することができないのが特徴です。そして契約者には所有権がないので、リース期間が終了するとリース物件ををリース会社に返却することが必要となります(ただし、会社によっては残価で買取可能)。

特徴とそれぞれのメリット・デメリットは以下のようになります。

【レンタル】

  • 車両・設備:既製品、オーダーできない
  • 契約期間:短い期間から可能 (例:1日2万円~5万円、月額30万円等)
  • 厨房機材:別途オプション
  • その他:原状復帰のため、車両清掃費が別途かかる場合がある

※メリット

  • 気軽に始められる

※デメリット

  • 長期間のレンタルは割高
  • 内装、外装を自由にアレンジできない

【リース】

  • 車両・設備:自由に選ぶことができる
  • 契約期間:3年~5年(中途解約不能)
  • 厨房機材:リースに含めることができる
  • その他:自動車税、保険などの車両維持費が含まれていることが多い

※メリット

  • 内装、外装を自由にアレンジできる

※デメリット

  • リース会社の審査がある(借りる人に信用力が必要)

以上のそれぞれの特徴・メリット・デメリットを踏まえると、質問者様が

  • フードトラックで長期的にピザ屋を続けていきたいと考えている場合は【リース】を

内装・外装を自由にアレンジできる、レンタルよりも割安、ただし契約期間が3年~5年で中途解約不可

  • 将来店舗を持ちたいが、料理の腕を磨くなどとりあえず試験的にフードトラックでカレー屋をやってみたいと考えている場合は【レンタル】を

レンタル期間が1日からと気軽に始められる。ただしコストは割高

状況に合わせてどちらかを選択するのが良いのではないでしょうか。

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