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課題・悩み
自身の所有する店舗物件を、地域で商売をしている方に貸し出したいと考えています。 使いやすい物件にするために、経営革新事業として、物件の改修を進める予定です。
親から引き継いだ物件を手放すことに抵抗があったため、地域貢献として賃貸をするつもりで、商工会議所や不動産屋に相談に行きました。しかし「今は売り時だから、売却するべきだ」と強く言われてしまい、悩んでいます。
専門家の方々の言うように、売却した方がよいのでしょうか?
回答:質問者様の気持ちを優先すべきです。
星野 裕司(ほしの ゆうじ) / セカンドブレインコンサルティング
シニアの起業についても積極的に支援される中小企業診断士の星野さん。大学時代、ヨット部で鍛えられた精神力で納得出来るまで事業の相談に乗ってくれます。
商工会議所の方も、不動産屋さんも「売却」をすすめているということは、地元の相場観からみて「売り」の物件なのでしょうね。しかし、質問者様は「売却」に違和感をお持ちである。
質問者様には、地域の人の役に立ちたいという思いがあるだと思います。おそらく、損得で悩んでいらっしゃるのではないですね。 売却するのか、経営革新の工夫をして地域貢献したいのか。ご自身の中では、もう答えが出ているのではないでしょうか。
自分がやりたいと思っていても、やらなかった後悔とやってみての後悔を比べたら、どちらの後悔が大きいでしょうか? まずはご自身でやりたい、と思うことをやるべきだと思います。