個人がネットショップで成功するために必要なことは?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

ECサイトで衣料品や雑貨の販売をしたいと考えていますが、どうやって事業をうまく回そうか悩んでいます。

個人がネットショップで成功するために、まず何をするべきでしょうか。

 

回答:「自社」「競合」「顧客」の3Cを分析し、競合を減らす努力が必要です。

この質問への回答者

森口 智志(もりぐち さとし) / 有限会社アダプト
FCサイトやネットショップ起業を成功させるために、IT技術と経営力を高めることが大切です。起業時だけでなく、事業を持続させるノウハウをもつアドバイザーです。

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事業内容も含めて、考えなおす必要があるかもしれません。 ECサイトでの衣料品や雑貨の販売は、一番競争が激しいビジネスです。

 

成功するための戦略として、そのジャンルでうまくいっている人がいるかどうかではなく、そのジャンルの競争の中でどう勝ち抜けるかを考えなければなりません。

仕入れサイトからの商品であれば、商品じたいの競争力では稼げません。同じ商品は誰でも仕入れられるからです。また、品揃えの多さでは大きなショップにはかないません。 セレクトショップのように、質問者様のセンスで商品を選んで仕入れ、顧客に共感してもらえる、といった方向で勝負するしかないでしょう。

そのためには、特定のジャンルでの豊富な商品知識や、顧客から信頼を獲得できるような能力が必要です。

 

次に、どうすれば競争力を持って事業に取り組めるかを「自社」「競合」「顧客」の3つに分けて考えます。これは自社(Company)、競合(Competitor)、顧客(Customer)の頭文字をとって3C分析という考え方です。この3Cの中でピタリと当てはまるところを探すのが、事業を考える基本になります。

 

「自社」

質問者様の強みを整理しましょう。得意な商品ジャンルがある、土地や資産を持っている、営業・広告・商品開発などの経験がある、人脈が広くて手助けしてくれる友人がいるなど。

 

「競合」

価格や配達までの時間など、似た商品を扱っているショップでなくても、競合は存在します。 たとえば、ラーメン屋同士は直接の競合かもしれませんが、安くて美味しい牛丼屋が隣にできたら競合になりますよね。 誰と競争する必要があって、その競合がどんな戦略をとっているのかを考える必要があります。

 

「顧客」

質問者様が販売する商品を求めているのは、どんな人たちでしょうか?顧客はどれぐらいいて、どれぐらいリピート購入してくれるでしょうか? 顧客が求めているのは安さなのか、質なのか、早さなのか。 たとえば衣料品なら、顧客の求めているものは商品じたいではなく、その服を着てかわいいと言ってもらえることかもしれません。 どんな顧客にどんな価値を提供できるのかを考えましょう。

 

小さな会社、小さなお店にとって、自社の能力をいきなり飛躍的に上げることはできません。また価格競争もおすすめできません。 個人がECショップで1番になるには、小さな領域に絞り、1番になれるまで競合を減らすべきでしょう。「ランチェスター戦略」という考え方です。

ちょっと特殊な商品に限定すれば、競合は一気に減ります。それでも競合がたくさんいそうだったら、さらに細かく商品ジャンルを限定し、1番になれるところまで対象を限定します。 顧客を限定する方法もあります。中年男性向けの専門ショップ、贈りもの限定など。

競合を減らしていくと、競争の仕方が見えてくるので勝負がしやすくなります。そのジャンルで1番の品揃えのお店が作れるかもしれません。

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