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課題・悩み
欧米のベジタリアン向けの飲食店を開くことを検討しています。
ベジタリアンの数は世界中で激増しているようで、最近宿泊したゲストハウスでは5人の西洋人のうち4人はベジタリアン(うち1人はヴィーガン)でした。
東京ではベジタリアン対応の店が少ないと聞きますが、実際のところどうなのでしょうか?
メニューは大体どのくらいの価格帯が受け入れられますか?
また、出店エリアの選び方について教えてください。
回答:外国観光客は増加傾向な一方で、日本国内のベジタリアン向けのレストランは少なく、絶好のビジネスチャンスだと思います。
萩原 洋 (はぎわら ひろし) / 有限会社銀河企画
外食産業に35年間携わっておられた萩原アドバイザー。お食事をご一緒させていただいた際にも店舗の内外装や食材などを厳しい目線でチェックしておられたのが印象的でした。フードビジネスに係る資金調達や許認可、店舗運営など幅広い知識と経験を持つ頼れるアドバイザーです。
今後ますます外国人観光客は増えていくでしょうから、欧米からのベジタリアンを対象にした飲食店経営は、絶好のビジネスチャンスと思います。
現状、国内にはベジタリアン向けのレストランなどはまだまだ少なく、東京でも100店舗ほどのようです。そういった面でもビジネスチャンスといえます。
ベジタリアンは、ある程度所得の高い人が多いようなので、薄利多売よりは良い素材を使った適正価格にする方がよいと思います。
例えば、ランチメニューであれば 1500円でも十分来客数は期待できると思います。
都内のベジタリアンレストランなどは、港区、渋谷区、世田谷区、千代田区などに多くあります。このような場所では物件もかなり高額になってしまいますが、飲食店の性質上、一等立地ではなく路地裏の住宅街での出店でも十分やっていけると思います。
はじめは高所得者や欧米外国人の多いこれらエリアの二等立地で、予算を抑えながら出店してみても良いかと思います。