起業・経営FAQ:失敗がこわくて起業への一歩が踏み出せない

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

私は1人で事業を行っているのですが、売上げに波があり単価もきびしく先々が心配なので新しい収益の柱をつくりたいと思っています。

現在の仕事もしながらできる新しい事業を考えたのですが、もしクレームがきたらどうしよう?
新しい事業のせいで本業に悪い影響をあたえてしまったらどうしよう?
など考えてしまい小心者でなかなか行動に移せません。

このような私でもスピードをあげて恐れずに行動できるようになるためにはどうしたらいいでしょうか?

回答:ゲーム感覚で不安を解消されると良いと思います。

厳しい状況下でも質問者様は、現状維持をよしとせず、新しい事業を考えられたのですね。
現在の仕事もしながら取り組む仕事はどんな仕事なのでしょうか。

確かにまず頭に浮かんでしまうのは、クレームや本業に与える悪い影響のことですが、これは少なくとも起業をされて事業を営んでこられた方なら、当然考えることだと思います。
それに対しては対策を立てるしかありません。

あくまでもシミュレーションになりますが、
【こんなケースではこうする】
という戦略カードを作成しておきましょう。

小心者とおっしゃっている質問者様が、そのカードを作成し、数を増やせば増やすほど不安な気持ちが治まってくるということが狙いです。

行動に移せないのは何らかの不安があるからで、その不安が漠然としていることで起こります。
その漠然とした不安の正体を具体的にしてしまえばいいのです。
それが、戦略カードになります。
10枚、30枚と作成して、具体化していきましょう。
現実の戦略にももちろん活かせますが、目的は安心感を得ることです。

一方でリスクばかりではなく、
【こんなチャンスがきたらこうしよう】
という機会に目を向けた戦略カードも作りましょう。
これはあえて起こりそうのないことでも、もしこうなったら、と発想を広げて書くことがポイントです。
楽しんでたくさん作成してください。

さて、最後にクレームに直面したらということですが、これはクレームに対する対応力を磨くという方法があります。
私の得意とする研修のひとつですが、書籍もたくさん出ていますので、手に取ってみてください。
ポイントは、相手の怒りの感情を鎮めるスキルを身につけることです。
また、次の購買に結びつくクレームなのか、単に嫌がらせが目的なのかもしっかり見極めていくことです。
対人折衝のスキルは、一度身につけるといろいろな場面で活かすことができます。

小心者ほど、リスク回避が上手で、ひとたび見通しがつくと行動も加速しますよ。
どうか、頑張ってください。

 

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