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課題・悩み
自分一人で経営している会社の資金繰りについての相談です。現在、資本金から自身の給与を支払っております。ただ、売上が上がらず、厳しい状況です。そこで、以下の内容について質問させてください。
(1)資本金が底をついた場合、会社は倒産するという認識であっていますか?
(2)倒産を回避するために、個人(自分)が、法人にお金を貸すことはできるのでしょうか?
(3)(2)ができたとして、その後、会社が儲かった場合、(2)の貸したお金は個人に返すことは可能でしょうか?
回答:利害関係者が質問者様と会社の2者の場合、資金が底をついても倒産ということはありません。
加賀城 剛史(かがじょう たけし) / 東京都 / 合同会社フェニックス経営研究所
特に建設業や製造業の創業アドバイザーとして手腕を振るう加賀城アドバイザー。元職人様でおられた創業者の方とも対等かつ気さくにコミュニケーションが取れると評判のアドバイザーです。時折見せる優しい笑顔が大きな魅力です。
(1)資金が底をついた場合、倒産ということはありません。なぜなら利害関係者が質問者様と会社の2者のみだからです。
これが銀行から借入とかあれば話は別ですが、実質、質問者様=会社なので、誰にも迷惑をかけていないので、特に倒産ということはないです。ただ資金繰りは当然苦しくなります。
(2)個人がお金を会社に貸すことはできます。事実、個人のお金を会社につぎ込んで、会社から見たら借入にしている人(法人)はものすごく多いです
(3)会社が利益を獲得できた場合は、借入金は個人へ返済可能ですし、むしろ返済すべきです。