起業・経営FAQ:労働保険の仕分け方、相手科目について教えてください。

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

課題・悩み

労働保険について質問が二点あります。

(1)概算の仕訳→毎月の仕訳→年度更新の確定の仕訳

この流れで、前払費用や未払費用をつかわず、法定福利費で概算を仕訳して毎月法定福利費をマイナスしていく法定福利費だけで処理できますか?

(2)上記が可能な場合、従業員は毎月の給与から差し引く仕訳を預り金のようにするイメージは付き易いのですが、当店が負担する分は○○○/法定福利費と仕訳た場合の相手科目(○○○)が想像つきません。

何か相応の科目があれば教えてください。

回答:毎月、法定福利費をマイナスにしていく場合は現預金が相手科目になります。

この質問への回答者

土谷 正剛(つちや まさたけ) / 土谷税理士事務所
若手起業家から多くの支持を得る土谷アドバイザー。プライベートでは、スポーツ、料理、ワインが趣味と非常に多彩な方です。若手起業家の方で、税務関係でお困りの際は、土谷アドバイザーがお勧めです。

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(1)については法定福利費のマイナスで処理可能です。

(2)については貴店が負担する分については預りではなく直接貴店が支払うものですから法定福利費/現預金となります。

仕訳としては

  • 従業員から預り時(所得税等は無視しています。)

給与100/現預金 97

/ 法定福利費 3

  • 保険料支払時

法定福利費 10/現預金 10 となります。

上記の場合、3が従業員からの預かり分、差額の7が貴店負担分となります。損益計算書にも10-3=7が法定福利費と計上されます。

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