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課題・悩み
外注先から、交通費の請求がきました。
お金の流れとしては、私がBとすると
Aから仕事の依頼がB(私)にあり、私が外注先であるCにお願いをしています。
私はA社に報酬+交通費(実費)を請求しています。交通費は立替金として仕分けしています。
外注先であるCは報酬と実費で交通費をお渡しする約束になっています。
外注元であるBが支払いする際の仕分けは、外注費+立替金か外注費+交通費なのか教えてください。
よろしくお願いします。
回答:外注先にお金をそのまま流すか、自身の利益を引いて支払うかによって考え方が変わります。
中田 哲也(なかた てつや) / 東京会計総合事務所/中田哲也税理士事務所
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BさんがAさんより受けたお金をそのまま流すのか、Bさんの利益を引いて支払うかにより考え方が変わります。また、AとCの契約か、AとBの契約かによっても考え方が変わります。
ここではAとB契約で、Bが利益を引いてCに支払うという前提でお答えをします。
また、交通費は実費で、Aさんが負担する約束で領収書などを渡して精算するとします。(領収書が出ない場合は精算書などでも可)
例えば10万円で請けて8万円でCに流す場合。交通費は1万円とします。
BさんがAさんから支払いを受けた時の仕分けは(都度の現金精算で)、
現金 11万円 / 売上 10万円
/ 仮受金 1万円
BさんがCさんに払うときは、
外注費 8万円 / 現金 9万円
仮受金 1万円
もし、先に交通費をBが負担していた場合は
仮払金(立替金)1万円 / 現金 1万円
Aさんより支払いを受けた場合
現金 11万円 / 売上 10万円
/ 仮払金(立替金) 1万円
Cさんへ支払った時
外注費 8万円 / 現金 8万円
と、こんな流れになるのではないかと思います。すこしややこしいですね!
交通費の精算分は売上とみなされないよう、精算書などがあるといいですね。
売上にされると消費税がかかってきたりする可能性があるので、実費精算の経費の立替であることを分かるようにしておきましょう!