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Q.会計参与になってもらうとどんなメリットがありますか
新会社法施行に伴って、税理士や会計士に会計参与になってもらえるようになったということですが、具体的にどんなメリットがありますか?
A.回答
会計参与がいる会社がまだまだ少なく、知名度が低いのですが、もし会社に会計参与がいるとするとその会社の決算書はかなり高い精度だという保証になります。
会計参与は代表取締役と同じく決算書に一定の責任を負いますので、もしミスや事実と反する記載内容があれば責任問題になってしまいます。よって、きちんと作らざるを得ないという強いプレッシャーを受けることになります。
そのため、新規取引先の予審調査や、銀行借入時の調査などでは今でも一定の評価があります。
とはいえ、これだけの責任を負う会計参与もある程度まとまったお金をもらわないと就任できないということもあります。コストの面からだけ考えるとまだ売上げがある一定以上上がっている段階でないと、プラスとは言い切れないと思います。
もし、会計面をしっかりやっていきたいということであればかなり強い味方になってくれるのは確かです。事業の拡大に伴って、会計参与を導入することは、会社の信用力を高めることになります。