起業家に必要な「1分間スピーチ」練習法 〜アナタの「強み」伝えられますか?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: 髙橋 いづみ

はじめまして。
私は医療系メーカーの栄養機能食品の商品開発や品質管理、外食商社の販促企画、営業企画、営業と、商品の一連の流れを実務経験者として経験してきました。その幅広い経験を強みとして、主に食品製造業に対する自社商品開発力向上のために業務や知識の点でアドバイスを行っております。

「自分の強みは他者に比べたら大したことないのでは・・・」
こんな悩みを一度は考えたことはありませんか?

この記事では起業家として自信を持って自分を説明できるように、強みの見つけ方や強化方法について説明していきます。

あなたの強みは何ですか?

例えばコミュニケーション力が高い、Excel処理が速いなど色々あると思います。イメージはできると思いますが、それを可視化する手法の一つに、SWOT分析があります。これは個人だけでなく組織・会社でも行われている手法です。

SWOTとは、Strength(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の頭文字を取った言葉で、外部と内部のプラスとマイナスを可視化させ、どこを強化すべきかを明確化することです。

プラス マイナス
内部 Strength(強み) Weakness(弱み)
外部 Opportunity(機会 Threat(脅威)

 

強みを1分で説明するのは大切です

「自分の強み」はご存じかと思いますが、それを他者へ簡潔に伝えることはできますか?「知っている」と「理解している」では理解度が異なります。例えば車の運転方法は免許取得前に比べて取得後の方がより詳しく簡潔に説明できます。

あなたは1分で説明できますか?

その強みを【1分間で説明してください】、と言われたらあなたはできますか?

1分は短い!と驚かれるかと思いますが、文字数にすると300文字程度です。300文字と言われると多いと思いませんか?

短時間で簡潔に説明することは上司部下や社外の方に説明する際に重要です。相手から時間をいただくわけですから、簡潔に伝わる内容を説明するべきです。簡潔に伝えて相手に理解してもらえると、あなたはより自信を付けることができます。

1分で伝える練習をしましょう

1分を意識して話す機会は普段なかなかないと思います。そこで下記のステップで徐々に練習してみましょう。

1.自分の強みを300文字程度の文章で書く

まず結論を伝え、エピソードや理由付けを付け加えます。あいまいな表現は避け、数値や他者との差別化ポイントを伝えると相手により伝わりやすくなります。  最初から300文字にまとめることは難しいので、まずは文字数を気にせず伝えたい内容を1つ書き出し、その文章を修正・変換していくことで、より伝わりやすい文章に整理されていきます。

2.ゆっくり音読

作成した文章を読んでみると意外と1分で収まりません。ストップウォッチで測定しながら1分以内に違和感なく話せるか音読で確認しましょう。早口にならずゆっくりした口調に慣れておくために、タイマーではなくストップウォッチを使ってください。また、自分に合っていない言葉を無理やり使うと違和感が出てスラスラ話すことができません。その時は違う表現へ変換したりエピソードを変えましょう。

3.文章を見ずにスピーチ練習

ここまで来たら、伝えたい内容は頭の中で整理されてスラスラ話せるようになっています。作成した文章に一字一句合わせる必要はなく、あなたが伝えたい文章が自らスラスラ簡潔に話せることが大切です。動画を撮ると話し方のクセや詰まるポイントが見えてきます。さらに表情にも注意して見てみましょう。余裕のある話し方をしている方が相手も安心して聞くことができます。10回撮影して、1回目と10回目を見比べると成長が簡単に感じられます。

個人で練習するのも大切ですが、チーム内で披露するとより効果的です。

例えば会議や打合せ前の5分を用いて、3名でスピーチをする時間を設けてください。最初はぎこちない雰囲気になったり、うまくいかないと思いますが、チームは練習できる場として活用してください。スピーチすることで相手の反応をリアルに見ることができ、さらに双方の人間性を理解することができます。意外とお互いの人間性は知らないものです。人間性が見えていない人より知っている人の方が、より会話がスムーズに進みます。

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テレワークが増えた時代だからこそ人間性を知ることが大切

コロナ禍の前は対面で気軽に話ができる環境でしたが、現在はテレワーク・Web会議も増え、それぞれの人間性・性格を把握することがしにくくなりました。チャットやメールでは人間性は伝わりにくいです。その隙間を埋めるために、お互いの人間性理解の為に、ぜひ簡潔に話をする場を設けてみてください。

会社同様に個人でも「強み」「弱み」を明確にするのはビジネスを進めていく上で重要です。初対面の人と話をして第一印象と現在の見え方を双方で話をしてみてください。「最初は恐そうな人だと思ったけど優しいね」「アクティブそうだけど意外と慎重派だ」など自分では見えていないあなたが見えてくると思います。

個人で見えてくるのですからビジネスでも同様です。

弱みは改善すべきなのか?

「弱み」は「強み」と表裏一体です。市場が一つしかないという弱みは逆を言えば、その位置市場でシェアを獲得すれば強みとなります。ですからどちらとも言えるわけです。

そのため、どちらかを分ける判断は自分達だけでは行わないでください。客観的な視点が入ることで、「弱み」と思っていたことが「強み」である可能性があります。他者の視点を加えてみましょう。

強みも弱み、あなたの特徴を理解することは大切です。弱みは強みにする必要はありません。すでに強みのある相手より勝る必要はありません。弱みの攻略に取り組むよりも強みを強化させるために弱みを知っておきましょう。

SWOT分析にて出た強みや弱みを書き出し、現段階の順位を付けてみてください。

例えば初対面の人とすぐ仲良くなれるのであれば、新入社員と上司先輩の間に入ってマネジメントしたり、店舗の接客マニュアル作りに活かすことができます。

あなたの特徴に自信を持ってアピールしたり、商品を具現化できることは相手にとっても嬉しいことです。

もし、ご相談がありましたらぜひこちらのドリームゲート内よりお問い合わせください。

 

執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 髙橋 いづみ(たかはし いづみ)

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ドリームゲートアドバイザー 髙橋 いづみ (たかはし いづみ)

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