みなさん、こんにちは!ワークタイムデザイナーの三村です。
起業してからというもの、いつも「忙しい」が口癖になっていませんか?
私は、売上とともに仕事に追われてしまっている、忙しい起業家さんに、月50時間の自由時間を作り出すためのサポートをしています。
私は17年間、システムエンジニアをしていました。「毎日17時間労働・休みなし」の過酷な労働環境。さらにお客様からのクレーム対応に追われ、毎日胃がキリキリするような生活を送っていました。
しかし、ワークタイムデザインの考え方を取り入れて、仕事量を減らすことなくお客様の信頼を獲得しながら、月50時間の自由時間を手に入れ、年間5回の海外旅行が楽しめる生活に一変しました。
今日はこのコラムにて、なぜ私が仕事量を減らすことなく、月50時間以上の自由時間を生み出せたのか?そして、忙しい起業家さんが月50時間の自由時間を作り出すためにどうしたらいいのか?ということについてお話します。
- 目次 -
あなたのお仕事忙しい連鎖が起きてませんか?
起業家さんあるある
皆さん、仕事の状況はこんな状態になっていませんか?
- 事前に計画を立てても、いつも納期ぎりぎりになって慌てて徹夜する
- 仕事は楽しいけれど、仕事とプライベートの境界がなく、気がつけば休んでいない
- 業務を他人に依頼しても、教えるのに時間がかかって、かえって忙しくなる
どれか一つでも思い当たることがありましたか?
実は私も、過去を振り返るとあてはまるものがあります。
例えば「計画を立てても納期ぎりぎりになって慌てて徹夜する」は、小学生時代の私の夏休みがそうでした。仕事でも納期に追われる、というのもIT業界で地獄を経験する一つの要因でした。
そんな状況を打開するために、他の人に作業を依頼するというのはよくあるのですが、環境を用意して、レクチャーする時間を用意して、フォローして、といったことをしていると、それだけでかなりの時間がとられてしまうんですよね。
新入社員教育もそんなことがあるのではないかな?と思います。
よくある対策のワナ
そんな状態に陥ると、多くの皆さんはある決断をします。
「結局自分でやったほうが早い」です。
そう、問題がわかっても、結局何も変えない。
新しいことに踏み切るのはとても勇気がいることですから、その気持ちはわかります。でも、この決断こそが非常に危険なんです!
では、なんでこの決断が危険なのか?どうしたらいいのか?をみていきましょう。
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起業家さんの忙しい連鎖を断ち切るには?
起業家さんの忙しい連鎖のワナ
「自分がやったほうが早い」の思考は危険だ、とお伝えしましたが、なぜでしょうか?
それは、「問題が起こっているのに問題が起こった今までのやり方を改善しない」という選択肢だからです。
例えば虫歯ができたとき。虫歯は放っておいてよくなるでしょうか?たとえ我慢が続いたとしても、虫歯がなくなることはないですよね。
これは仕事でも同じです。どんなに自分が維持しようと努力しても、周りの環境や状況が変わってしまうと維持するのはとても難しいのです。
それに仕事の場合、現状維持ではなくもっと良くなる「改善」を目指したいですよね?そうなったら、今までの思考を転換していく必要があります。
じゃあ、「自分がやったほうが早い」の思考を変えてどうやったらいいと思いますか?
それは、「業務をデザインする発想に変えること!」です。つまり、現状の忙しい状況に耐えられる仕事の「仕組み」を作っていくのです。
では、どうやって業務の仕組みを作ったらよいのか見ていきましょう。
忙しい連鎖のワナを断ち切る方法は?
まず、業務には大きく2つの仕組みづくりが必要です。
1つめは、「時間」の仕組み。
みなさん、毎日どのような時間の使い方をしていますか?どんな時間の使い方をしたいですか?理想の時間に対して、実際の時間の使い方はどんな差がありますか?
2つめは、「業務」の仕組み。
どんなに理想の時間の使い方をしていても、作業に時間をかけていたら、1か月あたりにこなせる仕事量が大きく変わってきます。一定時間に多くの時間をこなすためには、作業のやり方を見直して、仕事にかける時間を減らす必要があります。
2つの仕組みをつくるために、共通する、とっても大事な第一歩があります。
それは「現状を見える化・言語化する」です。
頭の中で考えていても、可視化できていないと思いつく表面上の問題しか出てこないので、本質的な問題が解決されず、もぐらたたきのような状態を繰り返すことになってしまうのです。
逆に、可視化ができると、頭の中で見えてこなかった根本的なの問題点が浮き彫りになり、
おのずと改善方法がするりと出てくるのです。
ただ手帳に書いてスケジュールを作って満足したら意味がありません。見える化するのは、問題点を見つけるための材料集めであることを忘れないでください。
「ワークタイムデザイン術」をすると、あなたの未来はどう変わる?
業務をデザインする発想に変えて、月50時間の自由時間が生まれると、
- 毎月旅行に行く!
- 事業拡大に向けて加速していく!
- やりたい仕事だけに集中する!
などなど、思い描いた夢は遠い夢ではなく、現実に近づけることができます。
実際に、ワークタイムデザイン術によって自由時間を手に入れ、理想の未来を手に入れた事例をご紹介します。
1.納期の不安を抱えていたオーダーメイドジュエリーデザイナーYさんのケース
Yさんは、これまで、経験と勘で制作をこなしてきた職人さんです。ただ、顧客が増え、受注が重なってきたら、頭の中で整理しきれず、すべての製品を納期どおりに仕上げられなかったらと、常に不安を抱えるようになっていきました。そうなったら、夜中まで働いたり、徹夜する、休みがない生活が慢性的に・・・。
しかし、ワークタイムデザイン術を取り入れたことで不安だけで月30時間も必要以上に働いていたことがわかったのです!
毎日長時間働かなくても、今日の作業はこれだけ!と一日の作業のイメージができたことで、納期の不安から解放され、淡々と作業を進めていくことができるようになりました。睡眠時間と毎週の休みをしっかりと確保しながら、さらに受注を増やすための活動にも取り組み、受注を増やしています。
2.新事業を立ち上げるために業務を手放したい!起業支援コンサルタントKさんのケース
起業支援コンサルタント、そしてコミュニティ運営もされていたKさん。コンサルタントとしての集客営業、コンサルティング業務、コミュニティのイベント企画から主催すべてを一人でこなしていました。
ただ、新しい事業に向けて行動していくためには、これまで一人でこなしていた業務を手放して外部に任せていく必要がある!と感じていました。
コミュニティ運営にかかる業務を仕組み化したことにより、引き継ぎにかける時間を費やすことなく、1か月以内に月10時間以上かかっていた作業を事務局に移管し、コミュニティ運営の事務局を設立して、誰でも簡単に事務局の業務が引き継げる体制ができました。
Kさんは、現業のコンサルティング業務の仕組み化も進め、さらに自分のやりたいことに集中する自由時間を増やし、新事業の運営もスタートされています。
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まとめ:仕事をデザインすると、あなたにこんな未来が手に入る
「業務をデザインする」ワークタイムデザイン術についてお話してきましたが、いかがでしたか?
今回はごく一部を紹介しましたが、実際には、ワークタイムデザイン術「13の技」を使って、しっかりと自由時間を作り出しています。
「業務をデザインする」と言われると難しく感じるかもしれませんが、どんな業務でも、ちょっとした発想を変えていくだけで、仕事がサクサク進められるようになります。
そう、忙しくなっているのは、決して個性や能力の違いではありません。考え方を知っているかどうか、だけなのです。だから誰でも改善できます。もし今、時間がない、忙しい、と思っていたら、あなた自身からの大事な要改善のサインです。
サインを見逃さず、しっかりと仕事を見直すことができれば、仕事量を減らすことなく、月50時間の自由時間があなたの手元に生み出せて、週休4日の生活、プライベートの旅行、家族で地方移住、事業の拡大を進めていく・・などが決して夢ではなく、現実として加速していきます。
夢や目的をもって、起業という勇気ある決断をした起業家さんだからこそ、夢に向かって進んでもらいたいです。そのためにも、しっかりと自分から出たサインを見逃さず、あなたの描く未来に進んでいって欲しいと思っています。
「売上増!顧客増!でも、時間がない! 仕事を抱え込む起業家のための月50時間の自由時間を生み出すワークタイムデザイン術」セミナーを開催しておりますので、「仕事が忙しい」状態を改善したいと感じている方は、ぜひ一度ご参加ください!
執筆者プロフィール:
ドリームゲートアドバイザー 三村 智子
『忙しい起業家さんに月50時間の自由時間を生み出します!』
セミナー等で起業家のために時間術を教えており、ワークタイムデザインの考えを広める三村アドバイザー。ドリームゲートでも開催している『売上増!顧客増!でも、時間がない! 仕事を抱え込む起業家のための月50時間の自由時間を生み出すワークタイムデザイン術』セミナーが人気です。
この著者の記事を見る
- 2022年4月21日 起業して「ひとりブラック企業」に陥る3つの残念な思考
- 2021年9月10日 月50時間の自由時間を作り出す、起業家のための時間術