小資本でも成功できる!業界No.1ビジネスの作り方 Vol.4  出資を受けるという選択肢

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局

 前号を読まれた方は、

 「資金が多いのが有利なのは理解したけど、自己資金だけでは無理・・・」

 そういう風に考える方が多いと思います。

 融資という手段があったとしても、結局、資本金が多いほど有利という事実はゆるぎません。

 では、「これ以上何も手が無いか?」といえばそうではありません。

 それは「他者からの資本を受け入れる」ということです。

 「出資してもらう」と言えば、分かりやすいでしょうか。そういえば、昔に「マネーの虎」なんて番組がありましたよね?

 自分の考えるビジネスが、“ある程度の初期投資さえ出来れば、すぐに莫大な利益が生みそうだ”・・ということであれば、誰かの支援を受けて、起業するというのも良いでしょう。

■出資を受けられるのはプロ経営者

 ボク自身も出資をお願いされた経験もありますし、合同出資でビジネスを・・・という話が無かった訳ではありません。

 その経験から言わせてもらうと、少なくとも「まだ経験の浅い起業家が出資を期待する」というのは、必ずしも正しい選択とは言い切れません。

 起業家は細かな失敗は多くするものですし、そうしなければ経験が積めません。経営には、何より経験が必要ですから、多少は失敗したとしても、色々なものに挑戦したり、自分の感性を信じて動くということもとても重要です。

 “損して得とれ”とでも言えば、良いでしょうか。

 しかし、自己資本ではなく、出資してもらった場合、そういったことは完全に背任行為になります。必ず成果を生む行動で無ければ、出資者を裏切る行為になるからです。

 例え、どんなに素晴らしいアイデアだとしても、どんなに有効なビジネスモデルであっても、そのビジネスで出資に見合う成果、つまり利益を出すのには、経営者としてもかなりの知識と経験を必要とされます。

 ただ、起業して間もない経営者が、最初からそれらを持ち合わせるというのは、ほぼあり得ません。経験の少ない若き起業家が出資者の目を気にして、目先の成果を出すために、臆病になって萎縮するようなことがあれば・・・

 結果的に、出資者も成果も伴わず、起業家としても成長も望めずにお互いにとって、不幸なのではないでしょうか。

 自己の資本が少なく、他人からの出資を受ける場合には、“最低3年以内”を目途として、出資額を完済できるような利益を出せる、そんな粗利益の高いビジネスモデルであることが必須でしょうね。

 個人的な意見ですが、利益もそうですが、出資者からの資本を受け入れる場合は、少なくともサラリーマン社長でも良いので、少なくとも経営者の経験をある程度積んでいたり、または、関連する企業をM&Aして、経営者に収まるようなプランであれば、リスクが少ないと思います。それ以外の場合はかなり難しいと考えた方が良いと思います。

■小資本のメリット

 前置きが長くなりましたが、「小資本のメリット」に関して解説します。

 前号の冒頭で、「小資本にはデメリットばかりで、メリットはほとんど無い」と書きました。

 これはこれで事実ですし、間違っていないと思います。

 ですが、ここでボク自身の“思い”を書きたいと思います。

 以前に比べて、エンジェル(個人投資家)と称し、出資をしてくれる人は増えたかもしれませんが、ごく少数ですし、ボク自身も含めて起業家は、最初から潤沢な資金でビジネスを展開できるなんてことは、ほとんとあり得ないと思います。

 どういう表現をしても、資金が多いというのは、ビジネスにとっては有利であるのは、動かしがたい事実ですし、そのことについては否定しません。

 ただ、資金が潤沢だったら、必ず成功するかと言えば、そうでもありません。つまり、すべてをお金が解決してくれるかといえば、そんなことは無いんです。

 実は、経営していく上で起きるさまざまなトラブルや課題を解決していくのは、起業家本人が苦しみ抜いて絞り出す“アイデア”であったり、そのビジネスや会社に対する“情熱”であったりします。

 良く考えてほしいのですが、今でこそ大企業のPanasonicやHONDAであっても、最初から潤沢な資金で経営は出来ていないということです。

 創業者の松下幸之助や本田宗一郎だって、資金が足りない・・・なんて経験をしているはずです。だからといって、資金が無かったら、ビジネスを諦めたかと言えば、そんなことはありません。

 ですから、資金が無いことを悩むのではなく、お金を使わずに何とかアイデアや情熱で解決する方法を見つけ出す・・・。

 敢えて言えば、このことが“小資本が創り出すメリット”と言えるかもしれません。

 ボクがやっている貸会議室ビジネスであれば、「新宿 会議室」というキーワードで、ここ2年ほどずーっと1位ですが、別にSEO業者に依頼したり、多大なコストを掛けたりしている訳ではありません。

 誰でも思いつくような「あるアイデア」により、それを実現しています。これは、「お金を掛けずに上位表示する方法は無いか・・・」とボクが考え抜いた結果として、ひらめいた方法です。

 これはまさに冒頭で挙げた”自分のサービスを多くの人に受け入れられるようにする「宣伝」、「広告」または「営業力」”ですよね?

 ボク自身が「起業家がお金をかけられないが、ビジネススピードをアップ出来る」と挙げたうちの1つです。

 このことがボクのビジネスにとって、どれだけ重要な意味を持つかということを理解していただけたらと思います。

 このアイデアを導入してから2年経った今でもその効果が継続していますし、これまで言っている内容と少し矛盾するかもしれませんが、別にお金をかけるばっかりがビジネスではないとも考えされられますね。

■まとめ・・・ビジネスを始める資本

「小資本にメリットはあまりない。資金は多ければ多いほど良い。」
「融資された資金は投資に使うべき。」
「出資を受け入れる際には最大限の注意が必要。」
「起業家はお金が無くともアイデアで勝負!」

と言えると思います。

次回は、「小資本でも失敗しないフィールドはどこか」について解説します。

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