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ホームページで売り上げ倍増
ホームページを使って売り上げを 増やしている商店街連合会があります。その商店街は東京都笹塚・幡ヶ谷地区にある10商店街。1999年(平成11年)に開設し、今年で7年以上も続いて いるホームページです。このホームページは、ただの商店街の紹介ではなく、商店街周辺500m以内を対象とした地域コミニティサイトとして作られていま す。商店が約700店舗あり、たいていのお客様の検索要望がかなえられるので、お客様にも活用されています。また、各店舗が独自出せるメールマガジン、携 帯電話に表示されたクーポンで割り引きなどの工夫もあり、お客様や売り上げも増加しています。この効果により、商店街に加盟する商店も現れるという副産物 もありました。
商店街概要: 最寄駅 京王線笹塚駅・京王新線幡ヶ谷駅。
10商店街 商店数約700店
正 式名称 : 「ささはたドッとこむ」
http://www.sasahata.com/
やはり、このホームページ・サイトにも強いリーダーがいます、それは、長坂由佳 氏(アンカーコム有限会社 代表取締役)で、平成11年から今まで約7年間このサイトをリードしてきました。
商 店街に加入して
もともと長坂氏は、会社勤めの時から笹塚に 住んでおり、約10年前に当地でシステム開発やパソコン教室を事業目的に会社を設立し、商店街にも加入しました。そこで、いかに商店街が、地域に貢献して いるかを知りました。
例えば、街路灯の電気代、道路の清掃、夏祭りの屋台などを商店街の商店が負担や裏方を行っています。商店街に加入す るまえは、当然と思っていたことが、商店街の負担により行われています。そのため、何か商店街に貢献できないかと考え、思いついたのが「ホームページ」で す。
みんなを巻き込んで
最初は、長坂氏は地元の十号とおり商店 街だけでホームページを立ち上げようとしましたが、下嶋倫朗理事から笹塚・幡ヶ谷地区にある10商店街全体で行おうという話になりました。なぜなら、ホー ムページなんか効果があるのかと疑問視する意見もありましたが、笹塚・幡ヶ谷地区は新宿に近く、顧客の流出が課題でしたので、町おこしとしてホームページ を起爆剤にしようと考えたようです。
平成11年当時、商店街役員のホームページの知識は無比に近く、若手を集めた研究会からはじめまし た。そこで、次のように組織とルールを決めました。
理事会(予算など金銭面を管理する)
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実行委員会(10商店街の意見のまとめ)
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事務局(長坂氏 企画、プロデュース、事務取りまとめなど)
また、理事会は金銭面以外の権限を実行委員会に委譲し、資金は出すけど、口は出さないルールを作りました。
この結果、非常に早くものごと が進むようになりました。
成功の要因
今回の成功の要因は、 ホームページを作るフェーズから商店街の意見を聞いていたので、各商店が自分のホームページと認識し、こま めにホームページの更新を行ない、それによりさらにお客様がアクセスするようになりました。そのため、さら各商店もホームページを更新するという正しいサイ クルになったと思われます。また、そのような成功例を裏方で指導して導いたのが事務局の長坂 由佳 氏です。
今回のポイント
1. 強いリーダーがいて、実行委員会に金銭以外の権限を任せられた
2. 研究会を作り、商店街全体を巻き込んだ
3. すばらしいプランナー(長坂氏)の存在
これらをうまく組み合わせて、ホームページが盛り上がったのではないでしょうか。
※ 写真は、「ささはたドッとこむ」より転載