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「時間を買う」サイト買収
しかし、一から事業を立ち上げるなかで、サイト売買という概念が広まりつつある今、サイトの買収によってそのような問題を解決できるようになってきており、サイトを買収する方にとっては「時間を買う」という認識で買収される方も多くなっています。
また、サイト買収によって得られるものは、ランニング収益だけでなく、会員やＰＶなど「無形資産」を目的としたサイト買収も頻繁に行われています。
サイト買収の目的
主に企業がサイトを買収するのは下記の5項目になります。
1.既存事業とのシナジー
2.売り上げ利益
3.独立、新規事業立ち上げ
4.純投資
5.リノベーション、転売（キャピタルゲイン）
買い手側は、サイト買収後のストーリーを描き、それぞれの目的に合わせてサイトを買収します。ただ闇雲にサイトを買収するのではなく、将来性を考えたサイト買収が頻繁に行われています。
サイト買収の目的と理由
1.は、すでに自社で運営しているサイトへの会員の流動化、コンテンツの統合によるサイトの拡大を図ることができ、主に会員やPVでのシナジーを見出してサイトを買収する場合です。
2.は、売り上げ利益を目的（主にPL上での数字）とした買収になります。サイトは、ソフトウェアとして計上し、60回の5年償却が可能になるため、売り上げ目的に買収する企業が非常に多いです。
3.は、すでにできているサイトを買収し、それを軸に独立、新規ビジネスの立ち上げ目的で買収する場合です。
4.は、最近、投資目的でサイトを買収される方が少しずつですが増えてきているように思います。月々のランニング収益（利回り）が、株や不動産への投資よりも、サイトの方が高いものが多数ありますので、純粋に投資目的でサイトを買収してしまうという場合です。
5.は、弊社でも過去に経験がありますが、自社でサイトを買収し、数か月運営、売り上げやＰＶを上げるような「リノベーション」をしてサイトの価値を高め、転売するという場合です。サイトには売り上げなどの限度がないため、リノベーションしだいではいくらでもサイトの価値を高めることができますので、価値を高めれば高めるほど、転売額が大きくなっていきます。
サイト買収には、さまざまなメリットがあります。主に、上記の1.と2.を目的とした買収が非常に多く行われており、先にも述べましたが、「時間」や「無形資産」を買うという概念でサイトを買収し、それぞれのビジネスにつなげていく動きが多いと思います。
買収後のサイトの活用方法をきちんと描き、有益なサイト買収でそれぞれのビジネスを展開していただけたら非常に嬉しいです。
