- 目次 -
1:サイト売買市場の現在とこれから
サイト売買市場はまだ始まったばかりで、一日で言えば、まだ薄暗い夜明け前、時間で言えば午前4時とか、午前5時くらいのように思います。
つまり、これから、やっと日が昇り、朝が来て、1日が動き出す、という雰囲気です。
当社が日本で始めてサイト売買を開始したのが今から3年前の2005年。
今は2008年ですから、もうそろそろ3年の月日がたとうとしております。
それでは今後サイト売買市場がより一層活性化していくためには、今のサイト売買市場の課題はと申しますと、以下のようなことが挙げられます。
・サイト査定の適正化
標準化は難しいとしても、今は、ルールや適正基準がない分、売主のエゴで初めから高額な価格の提示のため、買いたい側の寄り付き自体が悪く、売買交渉以前の問題で止まっているケースが多くみられます。
・仲介業者、サイトの流通業者の成長
? 業者が増え活発に取引が開始されれば、もっと世の中に認知され、今以上にサイト売買の流通量(出来高)も増えると思います
また、同時にサイト売買の仲介業者自身も利益が上がらなければ、存続できませんので、仲介業のフィーの適正化も重要だと考えます。
・売り側、買い側両者の成功者の輩出
2番目の業者の成長と連動してきますが、きっちりとしたサイト売買ならば、売る側、買う側、両者にとって合理的な取引で、両者にとってメリットがあるということは間違いありません。このことを実際の成功事例としてもっと広めるべきです
あとは、サイト売買に付随するサービスや、サイト売買を意識した事業者が周りにできて欲しいです。
例えば、サイトの運営業者、サイトを売却するのを目的にサイトを立ち上げる業者などです。
おかげさまでさまざまなメディア(テレビや新聞、雑誌)が取り上げてくださっているので、売り側の件数も、買い側の件数も着実に伸びている事は事実です。当然、売買成約数も伸びています。
この伸び、つまり成長率=サイト売買市場の市場規模拡大に連動していますので、ほかのサイト売買業者様と協力しながら、当社としても、サイト売買市場規模拡大に努めていきたいと思います。
2:売れるサイトの3つのポイント
最後に今後、こんなサイトが売れる、というトレンドを書いて終わりにしたいと思います。
(1)ニッチなワードで検索結果不動の1位のサイト
(2)そのサイトへのアクセスユーザーの属性が絞られている(ターゲットが決まっている)
(3)売上、利益、PVは無くとも、企業がバックリンク目的の衛星サイトとして、ある情報に特化したサイトを複数まとめてある (例えば美容室、女性、美に関する情報サイト、ブログなど一括20サイト売却など)
以上のようなサイトです。
これからのネット上、または検索サイトの動向も、本当の実力や本当の情報が要求される時代だと思います。
サイト売買においても買い手の目的もはっきりし、買収監査もきっちりシビアに実施されます。よって、売りサイトも今まで以上に「本物」が要求されますので、ただ単に、売り上げ、会員数、PVということだけではなく、その属性や、肝となる部分の本質が見られ、そこがすべてのポイントとなってきます。
そ れを踏まえて、売る側、買う側、サイト売買業者、皆様にとってメリットがあるビジネスということは間違いないと思いますので、日本国内でサイト売買が当たり前の商取引になることを目標にこれからも「サイト売買」をご活用いただき、皆様方の成長に役立てて欲しいと思います。
短い間でしたが読者の皆様、誠にありがとうございました。
これからもサイト売買をよろしくお願い申し上げます。