ベンダを選ぶコツ

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
ベンダ選定におい ては、どのように評価を下せばよいでしょうか?ベンダの良し悪しの判断ポイントや評価方法を説明します。

 

●ベンダの対応の見方と対処法

 ベンダの提案書のプレゼンの際、見るべきポイ ントは色々あります。その中からいくつか大事なものを説明しましょう。

・内容のある質問をしてくるか

 RFPを理解した 上での質問をしてくるかを判断します。これは、提案書プレゼンの前段階からできることです。

・要件に沿った提案をしてきてくれるか

  ベンダは「できません」という言葉が言えません(ユーザーに向かって決して言わないように教育されています)。できないことがあった場合、要件を履き違え て提案してきたり、まるでできるかのように無理やり提案書に盛り込んでくることがあります。これを見抜かなければなりません。

・プレゼン する人間が担当として来てくれるのか

 特に初めてコンタクトするベンダの場合、プレゼンに来るベンダの担当者はエース級であることが多い です(規模が大きい案件ほどそうです)。その説得力に押されてそのベンダに決めたら実際のプロジェクトの担当者はスキルが落ちる別人だったという、笑うに 笑えない話もあります。先方の体制を確認してください。

・質問に誠意を持って回答してくれるか

 プレゼン終了後、提案書 に関する質問を投げかけたとき、どのような回答を返してくれるかを見ます。素早く正確な回答が来れば、ベンダ側のチーム内で連携が取れている証拠です。

 

●技術評価シートをつくる

 ベンダの技術評価をする際には、あらかじめ評価項目を考え、技術評価シートを作成しておきます。提案プレゼン以降、担当者の印象や判明し た事実をシートに書き込み、評点をつけていきます。こうすることで、一定の方式に則って数値で比較できますので有効です。

 ベンダの評価 において見るべきポイントや技術評価項目については、次のリンクも参考にしてみてください。
<関連リンク>
評価しやすいプロセスを作る
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060817/245863/

 

●ベンダを評価する

 上記リンクにあるような、さまざまな側面からベンダを評価していきま す。

 ベンダ決定のポイントは単に費用が安いという面だけではありません。RFP提出から提案のプレゼンまでの対応の経緯を踏まえて、技 術力や相性なども充分考慮してください。

 その意味では、若干値は張っても技術力があって将来の見込みも高いところを選択するということ も、十分にあります。そういう評価ができるように、自社で評価の方法を工夫して確立してみてください。

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