Vol.13 9万6000個の売れ筋ハンバーグ。コストを下げて1個198円

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
我が家は、祖母・ 母と代々続く料理講師の家なのです。おかげさまで子どもの頃から自宅でおいしいものを食べていたという自負はあります。しかし、そんな母がある日、「キ レ」てしまいました。その理由は・・・!?

「もう、家で作るのはバカバカしいじゃないの!」

  我が家では、小学校の半ばくらいまで、既製品のお菓子や惣菜というものは、ほとんど口にしたことがありませんでした。会社員だった父が、出張のたびに買っ てくる土産菓子や、中元歳暮の折に贈られて来る惣菜などが、唯一「家じゃないところで作られて、自宅の食卓に上る食べ物」。外食でもない、パッケージを開 けるワクワク感に、子供だった私はひどく興奮したのを覚えています(って考えると、やっぱり子供の頃から食べることにすごく興味があったんですね (笑))。

 そんな我が家ですから、母も、つい最近までは既製品の惣菜などあまり食べることもなく、スーパーで揚げたコロッケを買ってくる ことすら「もったいない」というようなところがありました。だから、私が食の仕事に就き始めてから、家に試食サンプルがあふれ返り、処理に困って実家に 送ったりしたことを、ひどく驚いていたのです。

 今では母と二人暮らしのため、送られてきた試食はすべて、母と二人で行います。
「ま あ、既製品なのに、こんなによくできたものが届くの?」
 と、驚いていた彼女ですが、ある日試食した「ハンバーグ」の「クオリティ」と「価格」に は、すっかり脱帽してしまったようです。

「これだけの味のものが、こんなに簡単にお取り寄せできるんなら、わざわざ挽き肉を買って家で作る ことないじゃないの!買った方が安くて、おいしいんだから!」

 そんなに怒らなくても、と少々笑ってしまいましたが、確かにそうかもしれま せん。あれだけのお肉と、丁寧に炒めたたまねぎの風合い。それが一つずつ冷凍で届くのなら、必要な時に人数分だけ焼けばいいわけですから、自宅で作るの も・・・という気にさせられても仕方ありません。

 

加工専門 店ならではの「強み」を生かす

 とまあ、いきなりベタベタにほめてしまったわけですが。

○大阪の味 ゆうぜ ん
 http://www.rakuten.co.jp/yuuzen/

  大阪で、肉の加工や惣菜の加工をしている会社で、インターネットでも非常に人気のあるお店です。
 こちらのメイン商品が、先ほどご紹介した「手作 りハンバーグ」、これまでに通算「96,000個」のハンバーグを販売した、という恐るべき実績もあるのです。
 
 例えば、こちらの「お 試しセット」ですと、
 http://www.rakuten.co.jp/yuuzen/515237/589552/983546/

  1980円送料無料で、150gのハンバーグが10個届くわけです。つまり、1個あたりたったの「198円」。ソースなどはついていないため、味はご自宅 でお好みで、というスタイルになります。

 我が家はさっぱりと、いつも「おろしポン酢」でいただきます。皿に生のみず菜やキャベツの千切り を敷いて、焼きあがったハンバーグを汁ごとその上に乗せます。たっぷりの大根おろしにポン酢をかけて、全体をがばっと混ぜて豪快にいただくのですが・・・ これが、たまらなくおいしいのです!

 肉の加工を主にしているところなので、いい肉が安く入るのでしょう。バランスも絶妙、焼いている時に こぼれだす肉汁の多さも格別です。
 「このハンバーグが1個198円で買えてしまうの?」
 と考えたら、母が「もう作らない」と嘆くのも 無理はありません。

 その他、手作りのメンチカツや串カツもおいしいですし、たまに放出される「豚ヒレ肉1本」の価格は、実に驚くほど安い のです。メールマガジンをチェックしていると、その時その時でいいお肉が安く手に入るチャンスがあります。イベントがあれば、通常のメニューも激安で購入 が可能です。

 加工専門店だけに、その時その時で旬の商材を動かすことができる、というのもお客様を飽きさせないいい演出になりますよね。 いつものメニューを「今だけ商材」として、原材料をアレンジして販売することもできます。価格も、その時によってある程度は調整が可能になります。その辺 が、加工専門店の強みと言えるでしょう。

 本当に、主婦にとってはたまらなく便利で重宝なお店、と言えるのではないでしょうか。

 

簡易包装で極力コストを下げる努力を

 「これだけのクオリティなら、ちょっと色 気を出して高額商品も・・・」
 と、つい思ってしまうのですが、どうやらこちらは徹底的に「日常のお惣菜」にこだわっているようです。というの も、包装コストをかけて商品価値を上げるよりも、自家用の「手軽さ」にターゲットを絞っていくほうが、資材のロスも防ぐことができますし、それも一つの方 向性だといえるからです。

 食品の場合、顧客単価が低いため(平均3000円前後といわれています)、ついさらに上を狙って、高級路線に、 というお店が多いのですが、あえてそこを外して日常路線で行く、その代わり毎月毎月買いたくなるような商材を目指す、というのは、いさぎよくもあり、それ だけ商品に自信があってこその決断だと思います。

 実際に、関西の店長仲間の間では「冷凍庫にゆうぜんハンバーグは必須」というくらい、広 く定着したお助けメニューになっているようで、皆さんそれぞれに味付けを工夫して楽しんでおられるようです。
 忙しく働く兼業主婦の強い味方、な のでしょうね。

 白いダンボールのなかから、色気のない透明なビニールに入ったハンバーグやミンチカツがどかっと届くのは、まるで「業務 用」の食材を購入したような気分にさせられます。その価格しかり。お得感と味の満足度では、他に類を見ない「成功店舗」と言えるでしょう。

  加工が可能な会社であれば、一度は購入して徹底的にリサーチをしていただきたいお店です。しっかりと、研究にいそしんでいただきたいと思います。

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