Vol.14 マスコミに注目されるネットショップ」にするには!?

この記事はに専門家 によって監修されました。

執筆者: ドリームゲート事務局
ネットショップは 「売るもの」だと考えている方がほとんどかと思います。でも、必ずしもそうでなくてもいいのです。さて、その理由は・・・?

誰がインターネットのサイトを見ているのか?

  「○○が欲しい」と、買い物だけを目的にインターネットを見ている人は、決して多くありません。ただぼんやりと次々にリンクをたどる「ネットサーフィ ン」、ある語句を検索していて、たまたま販売サイトに当たってお店を見ている人、お気に入りのブログの記事に貼られていたリンクをクリックして辿り着いた 人・・・まさに、さまざまなシチュエーションで人はお店に辿り着きます。

そのなかにいる、非常にお店にとって喜ばしい「存在」が以下の方た ちです。

○ネタを探しているマスコミ関係者

○大口注文先や、製造委託先 を探しているBtoB業者

 いまやインターネット全盛の時代、人は情報をより簡単に集めるために、インターネットを利用 します。これは、マスコミや業者も同じこと。まして、「会員でなければ見れないサイト」でもなければ、露出の多いところはよりそういう人の目に触れやすく なります。これをチャンスと言わず、なんと言うのでしょう。

 

マ スコミ受けするサイトとは?

 テレビで、芸能人がお店を訪問したりするような番組は、自分から売り込むケースもありますが、大体 は「視聴者からの情報」「担当者が調べてオファーを出すパターン」が主のようです。

テレビ番組でブレイクするパターンは非常に多く、なかで もお取り寄せはかなり影響が出るようです。雑誌の紹介も、ものによってはかなり動きが大きく、特に大手新聞の記事などは、過去に出したすごい数字のデータ も聞いたことがありますので、期待ができるかと思います。

 メディアとして欲しい要素は、「特集地域(神田、大阪、など)」「特集メ ニュー(ラーメン、スイーツ)など)」という風に、キーワードでひっかかるケースが多いものです。ですから、そういう意味でも「SEO対策」は、多岐に 渡って考慮をする必要があると言えます。

取り急ぎ、次に列記した条件は、今すぐにでも見直しをしてみてください。

1)きれいな画像
  (まずは担当者の心を掴むための必須ツール)
2)人気メニューは何かを明記
  (名称だけでなく、どんなものかも記載)
3)どれだけ売れているか、人気があるかをわかりやすく明記
  (1年間に5000個販売、毎日行列が出来ている、など)
4)店長およびスタッフをきちんと紹介
  (個性的、変わった趣味がある、実直な職人、など)
5)お店の歴史はきちんとわかりやすく
  (創業○○年、昔和菓子屋・今は洋菓子屋、など)
6)お店の基本情報を明記しておく
  (営業時間、所在地、連絡先、担当者名、定休日など)
7)過去に露出された情報は必ず掲載しておく
  (雑誌、TV、ラジオなど、事前に媒体に対し掲載許可が必要)

  これらが整っているだけで、ページから得られる情報はかなりのものです。ただの問い合わせだけでなく、まっすぐオファーにつながるケースが増えるのは必 至。今すぐ見直しをして、来るべきラブコールを心待ちにしたいものです。

 ※ただし、「取材」にみせかけた「有料広告の営業」というのも大 変増えています。これは、必ずしも効果を保証されているものではありません。むやみやたらに申し込まないように、十分注意しましょう。

大口注文のお客様は、「買い物かご」を使わない

 自宅用のお買い物の場合、「買 い物かごボタン」を押して決済をして、というパターンが通常です。しかし、「同一商品」を「30セット」買いたいお客様、というのもおられるわけで。この 場合に多いのが「お問い合わせボタン」で、問い合わせの形で申し込みをされるパターンです。

 このお客様が何を期待しているかとい うと「まとめ買い割引」。当然、1個買うより30個まとめて買えば、「少しは安くなるでしょ?」とか、「卸(BtoB)の扱いは可能ですか?」とか、そう いう流れが発生します。

 お店の側からしても、モール出店しているお店ですと、「買い物かご」を利用したお買い物の金額に対し、数%の「課 金」が課されるため、実際の利益は少なくなってしまいます。・・・あんまりこういうことを書くと、モールさんには怒られてしまいそうですが、そう考える と、できるだけ「買い物かご」を利用しないお買い物が増えれば、利益はどんどん増していくわけで。(笑)

 その他、「従来お 店では販売していない商品(例:名入れなど)」「希望する金額でのセット組(通常MAX3000円→1万円のセット希望)」というパターンもあります。

  また、お店が「製造元」である場合は、「OEM(製造委託)の申し込みや問い合わせ」というのも、決して少ないパターンではないと言えます。申し込んでく る先は、デパートであったりメーカーであったり、小売店であったりといろいろです。時には「デパートの催事への出店」のために、バイヤーからの連絡があっ たりするケースもあります。

 元来「BtoC」の販売サイトではあるけれども、見に来る人の目的はいろいろ。そのためにも、

1)大口対応(割引販売)が可能であることを明記する
2)BtoB対応のための問い合わせ窓口、連絡先を明記する
3)卸に対応出来るような上代設定をする(製造元の場合は原価3掛以下)

と いうように、ページ上での情報をしっかりとわかりやすく、また価格のコントロールをしておく必要があります。

 ただし、やはりこちらも「詐 欺」の話をよく耳にします。だまされないように、情報を整理してすぐに飛びつかないようにするのも必要です。最初の取引条件をしっかりと定め、確実に入金 を先にしてもらえるように交渉するなど、商取引での基本防衛は必要になってきます。

 以上で述べたように、ネットショップは必ずし も、「そこから直接売る」だけが目的とは言えません。「ネットで売るのは大変だから」と言って手をこまねいているお店も多いですが、HPがあるというだけ で、これだけのチャンスが生まれる可能性があるのです。ためらわずに、自分のお店や商品をHPで紹介していっていただきたいものですね。

起業、経営ノウハウが詰まったツールのすべてが、
ここにあります。

無料で始める