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儲かっている会社には、「儲かるしくみ」が存在します!
起業と経営はまったくの別物であり、儲かってからが「経営」のスタートだというお話は前にもしましたが、つまりは、まず儲けないことには何も始まらないと 言うことです。
みなさんは「一生懸命・誠心誠意働けば、いつかは絶対うまくいく」と考えていませんか?残念なことに、事業をスタートさせ るときは、経営者の人格なんて、実はほとんど関係しません。もちろん、長期的に成功するためには、人格が伴わないとダメですが、スタートにあたっては、真 面目で性格のいい社長が成功するわけではなく、『儲かるしくみ』を完成できた社長の会社が成功するのです。起業したてのみなさんは、特にこのことを良くわ かっておいてくださいね(*^^)v。
「儲かるしくみ」とは何かをよく理解して ください
「儲かるしくみ」とは何かというと、『勝てるビジネスモデル』とそれを補う『マーケティング』のことです。ビジネスモデルとい うのは、ひとことで言えば「利益の上がるしくみ」です。これはもちろん、他社との競争に勝てるしくみでなければなりません。
競争力をつけ るポイントとしては、まずターゲットと商品の選択、さらに価格設定や原価率、利益率、さらには今の時代背景を考慮し、勝てる業界を選ぶことも必要です。一 方、マーケティングというのは、ビジネスモデルを実現させるための「売れるしくみ」のことです。
みなさん「良いものは売れる」と思ってい らっしゃいますが、これも残念ながら、消費者に「良い」と認知させることが出来ない限り売れません。そのためには、集客⇒見込み客フォロー⇒販売⇒顧客化 という流れを、効率のよいしくみとして完成させる必要があります。
このしくみがマーケティングです。勝てるビジネスモデルとマーケティン グは両方揃ってワンセット。どちらかだけでは決して儲かるしくみは完成しないのです。
「儲かるしくみ」の作り方
ビジネスというのは、「自分で決 めたとおりに儲けること」です。経営者自身が、なぜ儲かっているかを明確に説明できないようでは、それはたまたま運よく儲かったということにすぎません。 これからの時代の経営者にぜひ知っておいて欲しいこと、それはこれまでのビジネスは、業種ごとの明確な差がありましたが、今はその区別がなくなってきてい るということです。
ビジネスの基本はすべて「人対人」です。その間にモノやノウハウが介在しているだけで、このことを理解すれば、違う業 種で成功している事例を参考に、新たなビジネスモデルを作ることができるようになります。マーケティングも同じで、自分で新しいマーケティングを作る必要 などまったくなく、利益を上げている会社の広告やサービスから、いくらでもヒントをもらえます。
ですから、儲かるしくみを作ろうと思った ら、自分ひとりであれこれ悩むより、すでにあるものの中からヒントを探した方が、100倍早く見つかるはずです。そういった意味で、私のブログの「経営のヒント」もぜひ参考にしてください。