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「マーケティングへの投資」の次に登る山
勝てるビジネスモデルとそれを補うマーケティングが回りだすと、いくら宣伝広告に投資しても、会社にはそれ以上のお金が残り始めます。起業したての方は、 「そんなのまだまだ先のことだ…」と思っているかもしれませんが、経営とは「継続・発展」ですから、この山を越えたら次にどんな景色が見えてくるの か、そして次はどんな山を登り始めればいいのかをあらかじめ知っておくことは、経営者として大きなアドバンテージとなります。
自分で言うのもなんですが、世のなかに、「会社を発展させるために必要なことを、的確な順番で教えてくれる人」はなかなかいないものです。もちろん、よい ことを教えてくれる方はたくさんいらっしゃいますが、全体の地図のなかで、それがどこを指しているかがイメージできない限り、その教えを有効に使うことが できないと思いませんか?そういった意味から、私は会社を大きくしていく上で、経営者がするべきことを順番に書いていきますので、あなたにその時期が来た ら参考にする、という感じでこのコラムを活用していただけるとうれしいです(*^^)v。
発展と成功の決め手は「よい人材」である
会社がマーケティングへの投資に成功し、お金が残り始 めたら、そのお金は次に「採用」に投資していくことが必要になります。しかも、採用への投資は、できるだけ早く始めるに越したことはありません。なぜな ら、人の成長の方が、事業の発展よりはるかに時間がかかりますから。
理想としては、「このマーケティングは当た る!」と感じた瞬間に、採用を考え始めた方がいいと思います。早めによい人材を採用し、育成していかないと、人材不足が会社の発展を妨げるブレーキとなっ てしまうのです(――;)。
プロ野球チームは、毎年選手を補強しますが、来シーズンに必要な選手ばかりでなく、もっと長い目で見 て、チームに必要な選手を採りますよね。企業もまったく同じで、会社が長期的に発展していくためには、人の成長時間を考え、人材を定期的に補強していくこ とが絶対に必要なのです。
優秀な人材はどうしたら採れるのか
しかし、採用するといっても、ただ人数を増やすだけでは意味がありません。大切なのは、できるだけ優秀な人材を採ること。つまり「採用への投資」と は、優秀な人材を採るための投資だと理解してください。では、優秀な人材はどうしたら採れるのでしょうか?中小企業のほとんどは、即戦力が欲しい からという理由で中途採用を行っていると思いますが、私に言わせると、そこに大きな問題があるのです。はっきり言いますが、中小企業や設立したばか りの会社が、より優秀な人材を採ろうと思うなら、チャンスは「新卒採用」にしかありません!
新卒採用は、プロ野球のドラフトのよ うなものですが、冷静に考えれば、大企業も中小企業も、同じスタートラインに立って人材を募集できるチャンスは、新卒採用にしかないのです。しかし、新卒 採用を定期的に行っている会社はごくわずかで、現在、日本には大小あわせて約200万社の企業がありますが、そのなかで新卒採用を定期的に行っているの は、なんと1万社しかないのです。だからこそ、ここにチャンスが眠っているわけなんですが・・・。この続きは私のほかのHow To記事でお話したいと思います(@^^)/~~~。
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