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採用の次は教育制度への投資を考えよ!
ここでは、会社を成長・発展させるための次のステップへと進んでいこうと思います。採用への投資の次は、『教育』と『環境設備』への投資 が必要になります。
最終的に、何が企業発展の速度を決めるかというと、それは『採用し た人材が、どれくらいの速さで戦力化するか』ということにかかっています。理由は、新入社員が少しでも早く一人前の仕事ができるように ならなければ、ビジネスの成長に追いつきようがないからです。
これまでこのコラムで順を追って解説してきたように(私のコ ラムは、会社を成長・発展させる方法を順番に書いていますので、ぜひバックナンバーで最初からお読みください)、起業して、ビジネスモデルやマーケティン グが完成し、大勢のお客さまを獲得できるようになっても、そのお客さまに対して、実際にサービスできる人間が揃っていなかったとしたら、間違いなく発展の スピードにブレーキがかかります。ですから、一刻も早く採用した人材を戦力化することが必要なのです。
教育についての価値を理解していない社長は意外と多い?!
これは、物販業においても、サービ ス業においても、さらにはIT関連の仕事についてもまったく同じです。会社の売り上げが上がれば、それにかかわる人の数はどんどん増えていくわけですか ら、実際にお客さまに対応する、あるいは実務をする人間が育っていないことには、起業は発展のしようがないのです。
ですか ら、人材を採用したあとの教育についても、しっかりとしたしくみを作ることが大切で、もちろん、そのための投資も必要になります。と ころが、世の中には、こんなに大切な『教育』について、その価値を理解していない経営者が、意外とたくさんいることには、本当に驚いてしまいます。また、 例え、その大切さを理解していたとしても、日々の実業に追われ、社内の教育のためのしくみや制度作りを怠っている方が多いようです。
採用した人が戦力化する期間
私はよく社長さんたちに、「あなたの会社では採 用した人がどのくらいの期間で戦力化しますか?」という質問をするのですが、この質問に対して「わが社では2年で戦力化しています!」 という具合に、はっきりと答えてくれる方は本当に少ないのです。
経営者としては、つい「個人差」を考えてしまうと思います が、それも、社内にしっかりとしたしくみや制度があれば、採用した人がおおよそでも何年後には戦力になる、ということがわかってくるもの ですし、また、そのことがわかっているからこそ、今年は何人採用しなければならないといった計画も可能になるわけです。
ですから、社内の教育制度なしに、会社を計画的に発展させることはほぼ不可能だと思うのです(@^^)/~~~
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このコラムは、私の発行する『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』と合わせてお読みい ただくと、より理解が深まると思います。毎週月曜日に配信していますので、下記ページよりご登録ください(~o~)