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会社経営は「発展」か「衰退」しかない
起業には熱意と勇気が必要です。「起業」という決断をされ、日々頑張っているみなさんは素晴らしいと思いますが、「起業」と「経営」はまったくの別物。前回は「『経営』がわかっていないと、ビジネスは継続的に発展しない」というお話をしました。私としてもせっかく勇気を出して起業されたみなさんが、経営に苦しむ姿は見たくないので、このファーストナビに参加したわけです。
最近巷では「小さな会社の・・・」といった本がよく売れているようですし、「個人をブランド化しよう」とか「○○コンサルタント」のように、初めからすごーく小さいターゲットに向けてビジネスを展開する方も増えているようです。こういった現状を私は少し心配しています。だって、会社を大きくしたくないと本気で思っている経営者が多いとは思えませんし、自分をすごく限定した形でビジネスをスタートしてしまうと、がんじがらめになって後々発展しづらくなるのは目に見えているからです。
日本もここ数年不景気が続いたので、会社が発展していかないことを当然のように受け入れてしまい、現状維持できればいいと考えている経営者も多いようですが、実はこの考え方はとても危険です!なぜなら、会社には「発展」と「衰退」という2つの状態しかありえないからです。現状維持なんて、実際の経営にはないのです。
成功の決め手は情報の「質」と「量」の差
会社の経営は、「人」「お金」「モノ」で成り立っています。「人」と「モノ」は毎年確実に年を取っていきます。もちろん人においては、経験が増し成長するという面もありますが、体力の低下や扶養家族の増加などを考え合わせると、残念ながら、ある時点で経営的な負担が個人の成長を上回ってしまうのです。さらに、今は時代のスピードも驚く程速いので、ひとつのビジネスモデルで一生食べていくのは不可能に近いと思います。ひとつのビジネスを成功させても安心していられるのは、せいぜい3年から5 年といったところではないでしょうか。
こんな話をすると起業されたばかりのみなさんは、ちょっと暗い気持ちになってしまうかもしれませんが、何も心配することはありません。世の中には、ビジネスに成功されて、悠々自適な生活を送る素敵な経営者もたくさんいるのですから。
では、会社を大きくできる経営者と、いつまでも大きくできない経営者はいったいどこが違うのでしょうか?私も最初は「経営センス」の差だと思っていましたが、実はまったく違って、両者の違いは『会社を大きくする方法』を知っているかいないかの差だけだったのです。これって実はすごいことで、『会社を大きくする方法』を知ることができれば、誰でも会社を大きくすることができるということです(*^^)v。
つまり成功の決め手は、情報の質と量の差だけ!次回からこのことについて、具体的にお話していきますので、このコラムを参考に、みなさんも会社を大きくすることにぜひチャレンジしてください (@^^)/~~~。