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まずはターゲットを明確に
マーケティング全体のなかでのホームページの位置づけについて、よい広告を作るにしても、よりよいホームページを作るにしても、まずは、自分のビジネスの『ターゲットを明確にておく』ことが肝心です。これを間違えると、せっかくのビジネスモデルを潰してしまうことにもなりかねません。例えば仮にあなたが、値段は少し高いけど「安全な食品」を販売するネットショップの店長だったとします。売り上げが落ちてきた時、あなたならどういう策をとるでしょうか?
こんな時、間違ってもしてはいけないのが「安売り広告」です。言うまでもありませんが、安売り広告に反応して集まってくる人たちは「安いものが欲しい人たち」。しかし、もともとのターゲットは「高くても安全な食品を望む人」だったはずです。つまり、安売り広告を出すということは、求めていたビジネスの発展にはつながらない人たちを、わざわざお金を出して集めるのと同じことなのです(――;)
そればかりか、本当に望んでいたお客さまたちの失望を買い、その方たちが離れていってしまう危険性さえあるのです。そんなことにならないためにも、きちんと自分たちのターゲットを見極めた広告を出したり、ホームページから発信している情報の質を検証したりすることがとっても大切なんです。
アクセス数の呪縛
ホームページのよし悪しを判断する際に、よく「アクセス数」が基準にされます。単純に「アクセス数が多いほどよい」と思っていらっしゃる方が多いようですが、これは完全に誤解です。実際には、数が多いだけではダメで、重要なのは『同じ人が何度もアクセスしているかどうか』なのです。
人は普通、一度見ただけではモノを買いません。何度も見て、他とも比べ、納得して初めて「買う」という行為にたどり着くわけです。そう考えると、一度で買ってくれたお客さんは単なる偶然という要素が強く、10回も20回も見に来てくれて、その結果オーダーしてくれるのが、長くつきあえるよいお客さんであり、そういうホームページがよいのです(*^^)v
前回も解説しましたが、ホームページの役割は「宣伝広告の受け皿」です。だからこそ、そこにある情報は、「消費者が欲しい情報」でなければなりません。いくらアクセス数が多くても、リピーターがいないページは、そこには望んでいる情報がないと言われているのと一緒ですから、載せている情報自体を見直す必要があるわけです。
では、具体的にどうすればリピーターを増やすことができるのでしょうか?ひとことで言えば情報量を多くすることなのですが、その多くの情報をどのように見せるかという「見せ方」もとても重要です。